●第48回 サンケイスポーツ賞 阪神牝馬ステークス(G2)● 
    12月18日阪神11R 芝1600m、牝、混合、別定、特指

    12月17日更新
    変更点 賞金減額(6000→5500)
03 マイネサマンサ 55 安藤 01 ライラプス 54 松永
10 レクレドール 55 ペリエ 05 アドマイヤグルーヴ 57 武豊
02 ラインクラフト 56 福永      

【 過去4年経歴 】
回数 年、日程、条件 変更点 当日変更 1着馬名
44回 01年 5阪6芝16、牝、混、別、特 名称変更   エアトゥーレ
45回 02年 5阪6芝16、牝、混、別、特 馬単・3連複発売 6R⇔7R ダイヤモンドビコー
46回 03年 5阪6芝16、牝、混、別、特     ファインモーション
47回 04年 5阪6芝16、牝、混、別、特 3連単発売 9R⇔10R ヘヴンリーロマンス
48回 05年 5阪6芝16、牝、混、別、特 賞金減額(6000→5500)    
 
【 考察 】

 このレースはヴィクトリアマイル、阪神Cの創設により、来年からは桜花賞の前日に移行し、距離も1400mに短縮されて施行されるため、この条件では最後ということになる。

 こうなると、新たなる勝ち馬を出すと、来年以降止まってしまうので、新たな勝ち馬を出すのではなく、来年に変更されるレースを勝った馬でまとめあげてくることが考えられる。

 出走馬11頭では、来年に別定規定を変更するレースを勝ったライラプス、レクレドール。日程を変更するレースで連対したマイネサマンサ、チアフルスマイルといったところになる。

 現在の「阪神牝馬S」の名称に変更されてからは、過去1年以内に1600mに連対歴のある馬が阪神牝馬Sを制している。

 そうなると、ライラプスやマイネサマンサといったところが該当するだろう。

 しかし、今年の競馬の流れを見ると、3歳馬が古馬相手に重賞を勝ったのはアイビスSD(テイエムチュラサン)、武蔵野S(サンライズバッカス)、JCダート(カネヒキリ)のわずか3つで、しかもすべて「指定」戦だった。

 「特指」の冠をつけて施行されるここでは3歳馬が勝ち切ることは厳しいとみて、古馬のマイネサマンサを◎としたい。

 3歳馬ライラプスを相手筆頭の○、3番手にはレクレドールをあげたい。

 他の馬としては、これまでの古馬牝馬界をまとめあげたアドマイヤグルーヴを入れる。

 なお、押さえ評価止まりとしたラインクラフトだが、今年の古馬相手の重賞で3歳馬が前述したように「指定」戦しか勝っていないこともあって、評価をさげた。

 勝つのならば、「第65回」桜花賞、「第10回」NHKマイルCのゾロ目開催前年戦勝ちが功を奏したと受け取ることになるだろう。
 
【 買い目 】 ◎からの馬連流しと○−▲の計5点
 

【 結果 】
1着 △ 05 アドマイヤグルーヴ 2着 ◎ 03 マイネサマンサ 3着 ▲ 10 レクレドール
( ○ 01 ライラプス 8着 )

( 馬連 2430円 ) ( 参考:馬単 3860円、3連複 5740円、3連単 29150円 )

【 再考 】
 考察はほぼOKだが、連単ではハズレになる。
 今回は「3歳馬が古馬には勝てない」と書いたが、まさにその通りの結果だった。

 現行の「特指」重賞は古馬に全部任せるという発想はあっており、今回で引退を公言している△アドマイヤグルーヴにとっては最大の援助でだった。

 逆に言えば、これが△ラインクラフトにとっては最大の足かせ。
 設計変更を来年行うレースで2着にマイネがつっこんで来ていたが、最後だから裏返しということまではいかなかった。

 しかし、来年変更を行うレースであることが明白になっている以上、ここでは3歳馬ラインではなく、古馬の出番を求めていたのだろう。
 そして、その中で最後を飾るに相応しい引退馬を1頭入れることによって、その馬に幕引きをさせようという発想ではないだろうか。
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