●第53回 阪神大賞典(G2)●
【 過去3年経歴 】
【 考察 】 ここ4年間、毎年のように微妙な施行条件の変更を入れてレースを行っている。 その間の勝ち馬は上に表記されているのだが、それまでに重賞で連対歴を持っている馬ばかりでだが、今年はやや小粒な構成で、出走馬の半数5頭には重賞連対実績はない。 また、今年の古馬G2は賞金減額の日経新春杯とAJCC、国際化した京都記念と中山記念でわかるように、すべて昨年と変更されて行われている。
そして、減額戦の2戦は前走G3勝ち馬を、国際化した2戦は昨年のG2連対歴とG1出走歴を持つ馬をそれぞれ勝たせる、同じような形をとっていることがわかる。 賞金額を動かすというのならば、AJCCの方が形は近いであろう。そうなると前走ダイヤモンドSで枠連ゾロ目万馬券決着の勝ち馬ウイングランツとなる。 一方で減額G2と増額G2では価値が違うという考えもあろう。そうなれば、ウイングランツや前走重賞勝ちのサクラセンチュリーではない第3の馬が現れることと意味するのではないだろうか。 そこで、今回はその「第3の馬」が現れることを期待したい。 といっても、「祝日」という枠がある以上、アイポッパーのような新キャラクターがでることは期待しづらく、残るのは「非3連単G1連対歴」という2度と通れないステップを踏んで、「1着賞金6400万」だった昨年の阪神大賞典を1番人気にこたえたリンカーンということになってしまう。 そのため、今回は非常に消極的な形なのだが、リンカーンを◎としたい。 相手であるが、賞金減額戦の流れを受けたサクラセンチュリーにウイングランツ。旧馬券制度下での重賞連対歴を持つマイソールサウンド、あとは新キャラクターの登場を期待してアイポッパーということになろう。 印としては、前走G2勝ちのサクラを最上位。流れが全く違う路線から飛び出てきたアイポッパーは2着はなく、馬券対象となるのならば1着か3着であろうと推測するため▲、残り2頭を△としたい。 【 買い目 】 ◎から馬連流しと○→▲の馬単 計5点 【 結果 】 1着 △ 08 マイソールサウンド 2着 ▲ 01 アイポッパー 3着 ◎ 04 リンカーン ( ○ 09 サクラセンチュリー 4着 ) ( 参考 3連複 4380円、3連単 57710円 ) 【 再考 】 非3連単時代のG2勝ち馬マイソールサウンドが勝ち、昨年の勝ち馬リンカーンが3着に入り、痛恨の軸3着。 レースは祝日という枠があるため、旧制度の馬を呼び戻すという発想は理解できよう。 とはいえ、それならば、なぜアイポッパーが2着でよかったのか。 昨年の目黒記念1番人気撃沈歴が効いたのだろうか? |