●第53回 阪神大賞典(G2)●
     3月20日阪神11R 芝3000m、国際、別定、指定

     3月19日更新
     変更点 祝日施行、3連単発売、賞金増額(6400→6500)
04 リンカーン 58 福永 09 サクラセンチュリー 58 武幸
01 アイポッパー 57 藤田 08 マイソールサウンド 58 本田
03 ウイングランツ 57 松岡 -- --

【 過去3年経歴 】
回数 年、日程、条件 変更点 当日変更 1着馬名
50回 02年 1阪8芝30、国、別、指 国際化 7R⇔8R ナリタトップロード
51回 03年 1阪8芝30、国、別、指 馬単・3連複発売   ダイタクバートラム
52回 04年 1阪8芝30、国、別、指 別定規定変更   リンカーン
53回 05年 1阪8芝30、国、別、指 3連単発売、祝日施行、賞金増額    

【 考察 】
 ここ4年間、毎年のように微妙な施行条件の変更を入れてレースを行っている。
 その間の勝ち馬は上に表記されているのだが、それまでに重賞で連対歴を持っている馬ばかりでだが、今年はやや小粒な構成で、出走馬の半数5頭には重賞連対実績はない。
 
 また、今年の古馬G2は賞金減額の日経新春杯とAJCC、国際化した京都記念と中山記念でわかるように、すべて昨年と変更されて行われている。
レース名 1着馬名 前走 直前重賞連対歴
日経新春杯 サクラセンチュリー 鳴尾記念 1着 同左
AJCC クラフトワーク 中山金杯 1着 同左
京都記念 ナリタセンチュリー 日経新春杯 9着 04京都大賞典 1着
中山記念 バランスオブゲーム マイルCS 8着 04札幌記念 2着

 そして、減額戦の2戦は前走G3勝ち馬を、国際化した2戦は昨年のG2連対歴とG1出走歴を持つ馬をそれぞれ勝たせる、同じような形をとっていることがわかる。
 賞金額を動かすというのならば、AJCCの方が形は近いであろう。そうなると前走ダイヤモンドSで枠連ゾロ目万馬券決着の勝ち馬ウイングランツとなる。
 一方で減額G2と増額G2では価値が違うという考えもあろう。そうなれば、ウイングランツや前走重賞勝ちのサクラセンチュリーではない第3の馬が現れることと意味するのではないだろうか。

 そこで、今回はその「第3の馬」が現れることを期待したい。
 といっても、「祝日」という枠がある以上、アイポッパーのような新キャラクターがでることは期待しづらく、残るのは「非3連単G1連対歴」という2度と通れないステップを踏んで、「1着賞金6400万」だった昨年の阪神大賞典を1番人気にこたえたリンカーンということになってしまう。

 そのため、今回は非常に消極的な形なのだが、リンカーンを◎としたい。
 相手であるが、賞金減額戦の流れを受けたサクラセンチュリーにウイングランツ。旧馬券制度下での重賞連対歴を持つマイソールサウンド、あとは新キャラクターの登場を期待してアイポッパーということになろう。

 印としては、前走G2勝ちのサクラを最上位。流れが全く違う路線から飛び出てきたアイポッパーは2着はなく、馬券対象となるのならば1着か3着であろうと推測するため▲、残り2頭を△としたい。

【 買い目 】 ◎から馬連流しと○→▲の馬単 計5点
 


【 結果 】
1着 △ 08 マイソールサウンド 2着 ▲ 01 アイポッパー 3着 ◎ 04 リンカーン
( ○ 09 サクラセンチュリー 4着 )
( 参考 3連複 4380円、3連単 57710円 )

【 再考 】
 非3連単時代のG2勝ち馬マイソールサウンドが勝ち、昨年の勝ち馬リンカーンが3着に入り、痛恨の軸3着。
 レースは祝日という枠があるため、旧制度の馬を呼び戻すという発想は理解できよう。
 とはいえ、それならば、なぜアイポッパーが2着でよかったのか。 昨年の目黒記念1番人気撃沈歴が効いたのだろうか?
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