●第41回 CBC賞(G2)●
     12月24日中京11R 芝1200m、国際、別定、特指

     12月23日更新
     変更点 積雪代替競馬、番組表再発表あり、当日4R→6R→7R→5R
02 マルカキセキ 57 ルメール 01 シーイズトウショウ 55 池添

03 ディープサマー

56 岡部誠 05 シルキーラグーン 55 柴山
16 ローエングリン 58 武幸 12 ゴールデンキャスト 57 小牧

【 過去4年経歴 】
回数 年、日程、条件 変更点 当日変更 1着馬名
37回 01年 3名7芝12、混、別、特     リキアイタイカン
38回 02年 3名6芝12、混、別、特 馬単・3連複発売、7日→6日 2着同着、枠連ゾロ目 サニングデール
39回 03年 3名6芝12、混、別、特     シーイズトウショウ
40回 04年 3名6芝12、国、別、特 3連単発売、国際化、別定規定変更   プレシャスカフェ
41回 05年 3名7芝12、国、別、特   積雪代替競馬  
 
【 考察 】
 先週の日曜日(18日)に実施される予定だったが、降雪のため中止、順延され、出馬も再投票が行われた。

 枠順は大きく変更されたが、顔ぶれは、シルクトゥルーパーが除外され、新たにディープサマーが加わった以外は変わっていない。

 当初の出馬表 再投票後の出馬表
馬名 馬名
1 1 ゴールデンキャスト 1 1 シーイズトウショウ
2 シンボリグラン 2 マルカキセキ
2 3 シルクトゥルーパー→再投票後除外 2 3 ディープサマー→再投票後出馬
4 カネツテンビー 4 ウインラディウス
3 5 ビッグプラネット 3 5 シルキーラグーン
6 シーイズトウショウ 6 ゴールデンロドリゴ
4 7 シルキーラグーン 4 7 フジサイレンス
8 マルカキセキ 8 ギャラントアロー
5 9 ゴールデンロドリゴ 5 9 シンボリグラン
10 ナゾ 10 カネツテンビー
6 11 ウインラディウス 6 11 キーンランドスワン
12 ギャラントアロー 12 ゴールデンキャスト
7 13 キーンランドスワン 7 13 フェリシア
14 フジサイレンス 14 ナゾ
8 15 フェリシア 8 15 ビッグプラネット
16 ローエングリン 16 ローエングリン

 これを見て、ひっかかる点が2点ある。

 1つは、新たに加わった馬がディープサマーということ。この馬は、来年は消滅して存在が消える「クリスタルC」を勝っている。
 もう1つは、大外のローエングリンが動かなかったこと。そして、ローエンと同枠に入った馬は、再投票の前もあとも、3歳馬で別定G3を連対している馬ということ。

 いずれにしても、CBC賞そのものが来年は6月に移り、G3格下げ、さらにはハンデ戦化して行われることが決まっていることもあり、その1回限りのレースを勝った馬や消滅するレースを勝った馬に注目せざるを得ないだろう。

 そこで、今回は1枠2頭に注目する。
 マルカキセキもシーイズトウショウも来年は変わるレースで連対している。

 まずはマルカキセキだが、この馬が連対したレース(過去1年)を振り返ると見えてくるものがある。
レース名、着順 備考
(04年 ゴールデンジュビリーS準 1着 ) 1回限りの記念競走
佐世保S準 1着  枠連ゾロ目、別定戦化、はくぼ競走1年目
小倉日経オープン 1着 はくぼ競走1年目
アンドロメダS 1着 (来年は日程変更確実)
 ( レース名の後ろにある準は準オープン(1600万))

 昨年のゴールデンジュビリーSを勝ってオープンに1度は上がったのだが、そのレースはJRA50周年記念事業として1回限りで行われたレース。

 さらに、( )で来年変更確実と入れたアンドロメダSは正規に変更が確定したわけではないが、どう考えても変わると読めるレース。

 というのも、今年(2005年)の日程は「5回京都8日目、芝1200m、ハンデ戦」となっているが、来年はこの前日に行われる京阪杯が変更され、1200m化されることが既に決まっている。

 となると、オープン、1200mを2日続けて同じ競馬場でやるわけがないから、当然、アンドロメダSは弾き飛ばされることになり、マルカキセキの辿ってきた道は、もう他のどの馬も辿ることはできない。

 こういった馬こそが、最終戦となったレースを制するのに相応しいだろう。

 同枠配置されたシーイズトウショウが相手筆頭。
 2年前のこのレースの勝ち馬で、函館スプリントSを連覇した馬だが、勝ったレースはいずれも来年は施行条件が変更されることもあって、旧制度の代表馬として活躍すると見ている。

 そのあとには、再出馬投票後に登場したディープサマーと当初の出馬表ではマルカと同枠配置されていたシルキーラグーン。
 ディープは前述したように最終戦だからこそ出現する馬、一方のシルキーは今年勝ったレースが来年重賞に昇格するオーシャンSに記念競走のバーデンバーデンCということもあって、出番があってもいいだろう。

 最後に、当初は対抗評価していたローエングリンとゴールデンキャストをあげる。

 重賞の昇格や新設というのはよく聞くが、JRAでは、その逆の降級や廃止という言葉はめったに聞かない。

 知る限りでは、宝塚記念の8日目→4日目移設にともないはじき出された鳴尾記念くらいだ。

 その降級された鳴尾記念で、降級前の年に勝った馬はスエヒロコマンダー。
 代替中京開催の小倉大賞典を勝ち、金鯱賞2着で鳴尾記念を制した。

 今年の登録馬で似たような馬を探そうとしたが、過去1年以内にG2で賞金を積み重ねた馬はローエングリンのみ。

 そのローエングリンの重賞連対歴を振り返りたい。
年、レース名、着順 備考
03年 東京新聞杯 2着 代替中山施行
03年 中山記念 1着 唯一、基本重量57K施行年
03年 マイラーズC 1着 「混合」最終年
04年 マイラーズC 2着 (当日2R⇔3R)
04年 毎日王冠 2着 翌年賞金増額、当日8R→9R→10R、55回
05年 マイラーズC 1着 翌年別定規定変更

 見事なまでに、来年変更されるレースか、当日の施行順を変更した日のレースで揃い踏みとなっている。
 
 そうなれば、このレースが来年は全く別物のレースと以上、ローエングリンがここで出番を果たす可能性は十分にあるといえるだろう。

 ゴールデンキャストも最終戦となった「G3」のセントウルSを勝ったことで出番はあると考えられる。

 以上の6頭をあげたい。

【 買い目 】 馬連流し 計5点
 

【 結果 】
1着 -- 09 シンボリグラン 2着 -- 10 カネツテンビー 3着 ○ 01 シーイズトウショウ
( △ 05 シルキーラグーン 出走取消 ◎ 02 マルカキセキ 4着、▲ 03 ディープサマー 8着 )

【 再考 】
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