●第46回 宝塚記念(G1)● 
    6月26日阪神11R 芝2200m、国際、定量、指定

    6月20日更新
    変更点 3連単発売、前年記念競走
15 タップダンスシチー 58 佐藤哲 06 ゼンノロブロイ 58 デザーモ
04 ハーツクライ 58 横山典 01 シルクフェイマス 58 四位
02 ビッグゴールド 58 和田      

【 過去3年経歴 】
回数 年、日程、条件 変更点 当日変更 1着馬名
43回 02年 3阪4芝22、国、定、指 夏季番組移行   ダンツフレーム
44回 03年 3阪4芝22、国、定、指 馬単・3連複発売 枠連ゾロ目万馬券 ヒシミラクル
45回 04年 3阪4芝22、国、定、指 50周年記念   タップダンスシチー
46回 05年 3阪4芝22、国、定、指 3連単発売    

【 考察 】
 昨年末の有馬記念連対馬が揃って出走するが、有馬記念2着馬でもあり、前年1着馬にもなるタップダンスシチーが連覇をかけて出走する。
 そこで、3連単発売後に同一レースの連覇があったものをピックアップしてみた。

 年 レース名 連覇馬名 1年目 2年目
03年〜04年 エリザベス女王杯 アドマイヤグルーヴ 9R⇔10R  
 同 マイルCS デュランダル 祝日施行 21回
 同 中日新聞杯 プリサイスマシーン 枠連ゾロ目  
04年〜05年 金鯱賞 タップダンスシチー 50周年記念  

 実はわずか4レース。

 サンプルであげた3レースとも、1年目で何らかの変更があったが、2年目はない。
 この視点から見るならば、今年は、前年と同じローテーション(休養→金鯱賞勝ち→宝塚記念出走)で挑むタップダンスシチーの連覇があるかどうかが最大の争点になるであろうが、今回は、そのタップの連覇があると見たい。

 (ここまで、6月20日更新)

 発表された枠順を見たが、恣意的なものを感じた。

 前年と同じ頭数で、さらにその前年の1,2着馬が全く同じ馬番。さらには昨年のJCで枠連5−5のゾロ目を打った2頭がここでも同枠配置。

 ここまで揃ってくることはめったになく、昨年のこのレース、もしくは有馬記念のトレースがあっても何らおかしくはない。

 そうなると、大荒れはないだろう。
 このレースが、「3連単馬券発売初年G1」の最終戦でもあり、この1年間行われてきたレースの総和としての位置づけを担うのならば、前走で「混合」有馬記念を勝って休養し、春番組をパスしたゼンノロブロイよりも、「国際」金鯱賞で賞金を上積みしたタップダンスシチーを上と見るのが妥当ではないだろうか。

 そのため、◎タップダンスシチー、○ゼンノロブロイとしたい。

 (ここまで6月23日更新)

 一方、馬番も同じになったもう1頭の馬シルクフェイマスは、春番組の賞金加算歴がない以上、ここでは強くおせないので評価を一段階下げて△まで。

 代わりというわけではないが、注目したい馬はボーンキング。この馬だけが国際戦の賞金加算歴を持たないままここへ参戦する。
 この馬の存在が国際戦と非国際戦の合流点と位置づけられるこのレースの存在意義を際立たせるものかもしれない。

 とはいえ、それは、自身の連対というわけではなく、国際戦大阪杯で2着となり、さらには天皇賞で2着同枠馬となった同枠配置馬ハーツクライの存在を主張するものだろう。

 58Kでの賞金加算実績も有することもあり、この馬を▲としたい。
 
 最後に、新馬券発売初戦の宝塚記念はワイド、馬単ともに天皇賞1着馬を勝たせたのだが、今回はスズカマンボがここをパスすることとなった。
 55回朝日CCでの勝ちクラと国際化元年の天皇賞勝ちが邪魔をしたというのならば、代用品(失礼!)として記念競走大阪ハンブルクC勝ちと天皇賞2着歴を持つビッグゴールドを起用したいという考えは芽生える。
 ただ事実上同じとみているので、あまり大きな期待はかけられないが、唯一の5000万ごと1K増のG2で連対しているトウショウナイトと同枠になったこともあり、△としたい。

【 買い目 】  馬連流し 計4点。


【 結果 】
1着 -- 11 スイープトウショウ 2着 ▲ 04 ハーツクライ 3着 ○ 06 ゼンノロブロイ
( ◎ 15 タップダンスシチー 7着 )

【 再考 】
 「大荒れはない」とうたっていながら、結果は波乱。どうしようもないし、今回はちょっと安直な予想をしてしまったと反省している。

 一昨年(馬単初年)のシンボリクリスエスと同様、有馬記念勝ちから直行したゼンノロブロイには3連単発売初年のここでは出番が無く、58K実績が昨年のものしかないタップダンスシチー、アドマイヤグルーヴ、シルクフェイマスも馬群に沈んだ。

 負担重量で今年連対した馬は、ビッグゴールド、ハーツクライ、スイープトウショウ、サイレントディールの4頭で、そのボックスを買っていれば獲れたレースでもあったが、これまでの結果を見るだけではそうはいかない。


 勝ったスイープトウショウは前走の「55回」安田記念2着歴を嫌って評価を下げたが、「50周年記念」のサブタイトルがついた宝塚記念を勝ったタップダンスシチーや、同じく、天皇賞を勝ったゼンノロブロイに印を入れるなら、スイープまで手を回すべきだったといまさらながらに反省している。

 ◎をタップダンスシチーに入れ、1頭流しで馬券を買った以上、いかなる形でも負けなのだが、最後の押さえをどうするか、選択肢はビッグゴールド、スイープトウショウ、ヴィータローザ、サイレントディールの4頭で最後まで迷っていた。

 2枠と6枠が今年のG1、G2での連対歴のある馬で揃えられ、1頭枠の1枠と6枠、7枠が直近一年間で負担重量での賞金加算歴を持っていた馬で枠を構成していた。
 共通項のある6枠を選ぶべきだったのだが、最終的には、国際化した天皇賞2着馬ビッグゴールドに目が行った。これは本文記載の通り。

 結果的に、出走馬中で唯一、国際戦賞金加算歴を持たないボーンキングと同枠配置されたハーツクライが2着。

 唯一のキャラクターならば、それが軸という考えかたもできた。
 
 その時点で馬券は負けなのだろう。
このページ最上段へ  トップページへ