●第39回 スプリンターズステークス(G1)● 10月2日中山11R 芝1200m、国際、定量、指定 9月30日更新 変更点 前年記念競走
注:騎手欄のコーツィはコーツィー 【 過去3年経歴 】
【 考察 】 ■ タテに見る まずは、「カク地」トライアルとなっているアイビスSD、セントウルSとこのスプリンターズSがそれぞれどんな変遷を辿ってきたかを振り返りたい。
今年は、本体は何も変わっていないがトライアルを国際化したのが大きな変更点であろう。 その、トライアル国際化というのは春の6ハロンG1:高松宮記念でも見られる。 今年の高松宮記念はアドマイヤマックスが勝ったが、そのアドマイヤマックスは今年に入ってからの2戦(根岸S14着、阪急杯4着)ともに国際化初年を迎える重賞を2着同枠馬として過ごした。 そして1着同枠馬のキョウワハピネス、ブイヤマトはともに国際化された阪急杯を後方でのんびりと馬場一周してきてから高松宮記念に出走している。 2着馬キーンランドスワンは阪急杯1着で国際戦歴をクリアしてから参戦していた。 そうなると、前走が「国際」戦で賞金を加算してくること、いや、最低限連対枠入りすることが必要となるのではないだろうか。 ちなみにアドマイヤマックスの直前加算は「富士S1着」とこれも国際戦。 では、今年の出走馬で「国際」戦1着を直前加算歴としてきている馬は何かとなると、トライアル勝ちのテイエムチュラサン、ゴールデンキャストに、アドマイヤマックス(高松宮記念1着)となるが、外国の競走を外すとデュランダル(マイルCS1着)も入る。 4〜6番人気にはなるであろうシーイズトウショウやプレシャスカフェが該当しないので、この2頭は切りたい。 また、ここ3年間は前年の1着馬を2着馬として起用している。 02年1着馬のビリーヴは翌年2着、その年の1着馬デュランダルは翌年2着、その年の1着馬カルストンライトオが今年出走する。 そのカルストンをどう扱うかは下で。 ■ ヨコに見る まずは、前年の1着馬カルストンライトオが出走することに注目したい。 今年になってから、同一レースの連覇を達成した馬は、これまでに6頭いる。
前年が「50周年記念」のタイトルをつけて実施された金鯱賞、小倉記念以外は賞金を減額してのレースとなっている。 今年は「50周年戦」のサブタイトルが抜けただけなので、サンプルはやはり金鯱賞と小倉記念ということになるだろう。 ただし、この2レースはともに、記念競走化したこと以外で昨年に変更点があった。 スプリンターズSはそれがない以上、同一視することはできないであろう。 また、前述2レースは前年の1着馬が出走したが2着馬は出走しなかった。 今年は前年の連対馬が揃って出走するが、JRAの重賞では前年連対馬が両方揃って出走しても、2年連続で同一馬での決着はない。 その点から見ると、カルストンライトオは危険な人気馬となるのではないだろうか。 ■ 結論 「タテに見る」で触れた直前戦が「国際戦」でなおかつ連対枠入りしたゴールデンキャストとテイエムチュラサンが同枠配置となった。 トライアルのセントウルS勝ちにしては評価の低いゴールデンキャストを今回は狙ってみたい。 相手筆頭には、TR2着馬が出走しないこともあって、前走安田記念2着同枠(3着)の香港馬サイレントウィットネス。 3番手にはデュランダル。 押さえに、今年になってからの出走が全戦「国際」で賞金加算歴のあるアドマイヤマックス、カルストンライトオからは同枠馬も含めて前走「国際」のカルストンライトオ、国際G1馬ケープオブグッドホープ、トライアル出走馬でまとまった8枠からタマモホットプレイをあげたい。 途中で触れたように、シーイズトウショウ、プレシャスカフェは最高で3着までとみて今回は無印とする。 【 買い目 】 複勝 01、馬連流し 計6点 【 結果 】 1着 ○ 13 サイレントウィットネス 2着 ▲ 04 デュランダル 3着 -- 12 アドマイヤマックス ( ◎ 01 ゴールデンキャスト 7着 ) ( 参考:馬連430円、馬単660円 ) 【 再考 】 |