●第65回 皐月賞(G1)● 4月17日中山11R 芝2000m、3歳、牡牝、定量、指定 4月16日更新 変更点 3連単発売
【 過去3年経歴 】
【 考察 】 様々な角度から検討したが、今回は、3連単初売の皐月賞である。 その中で、3連単を発売しながら枠連がない、7頭立の若駒Sを勝ちあがったディープインパクトが持つ特異な経歴は、他の17頭には見られない。 先週の桜花賞と同じ、来年にゾロ目開催を向かえるレースでもあるが、桜花賞馬のラインクラフトにも見られた「最高格のトライアル勝ち」を持って本番に挑むという点が共通しており、さらには桜花賞にはいなかった外国産馬と同枠配置されたこともあり、今回は断然人気となっているが、ディープインパクトを◎としたい。 最後まで評価を迷ったが、枠としては3頭それぞれが別世界の形を作っている。 2歳夏季番組、朝日杯出走歴を持つ外エイシンヴァイデン、トライアル未出走で本番に挑むローゼンクロイツという、直接対戦歴を持たない2頭と枠を組んだこともいい意味で効果をあらわすととらえたい。 なお、ディープインパクトを◎とした以上、相手は絞る。 ディープインパクトが1番人気の全勝馬ということなので、古い話になるがアグネスタキオンまでさかのぼる。 アグネスは8頭立ての弥生賞を勝ったが、2前走も「ラジオたんぱ杯3歳S」という2度とないレースを勝ちあがってきた。馬齢表記の変更に伴い、「3歳」という表記を2年続けて受ける珍妙な時代でもあったわけだ。 そのときの2着はダンツフレーム、3着はジャングルポケットでトライアル出走歴は持っていない、いわゆる別路線組であった。 ディープインパクトと逆路線となると、当然、トライアル未経験ということになる。 そのため、トライアルに出走せず、賞金別定重賞を勝ちあがったディープインパクトにないものを持っているコンゴウリキシオー、ビッグプラネット、ローゼンクロイツを相手馬としてあげたい。 順位付けとしては、やはり据置戦勝ちのローゼンを最上位、枠連ゾロ目であったが勝ちあがったビッグが2番手で、最後にコンゴウとする。 コンゴウを前走負けでも消すことなくあげた理由は、同枠馬にマイネルレコルトが入っているためである。 あとは、弥生賞のコピーとなる形のアドマイヤジャパンをあげ、この4頭に絞りたい。 アドマイヤジャパンに関しては、同枠のスプリングS勝ち馬ダンスインザモアとの絡みがあろう。 スプリングSとフィリーズレビューを外国産馬優先権付与レースとして同系列でみたいのだが、そうはいかなくなっている。 桜花賞をサンプリングとすることとスプリングSとフィリーズレビューを同系列に扱うことに関しての賛否はあろう。とはいえ、桜花賞も1着枠と2着枠は逆路線を歩んできたことも事実。 ただし、据置戦のフィリーズレビューに対して、祝日施行でなおかつ9Rから12Rの順序を入れ替えたスプリングSとは形式が違っていると受けとってもいいのではないだろうか。 そのため、ラインクラフトと扱いは違うと見てダンスインザモアは無印としたい。(アドマイヤジャパンの同枠馬まで) 最後に、ブログにも記載したが、データを。 皐月賞を1番人気馬が勝ったのは、ここ10年間ではアグネスタキオンとネオユニヴァースの両ダービー馬のみであり、現在圧倒的な1番人気のディープインパクトが勝てば2冠まで直行となる可能性は大。 一方、1番人気で2着はロイヤルタッチ、ダイタクリーヴァ、コスモバルクといるが、ダービーではいずれも出番なし。 ちなみに、3着はスペシャルウィークとタニノギムレットでいずれもダービー馬になれたのだが、2頭とも騎手は今回と同じ武豊。 果たして、今回、単勝1倍台が想定されるディープインパクトはどっちなんだろう。 データだけなら、勝つか3着ならダービー馬になれるという見方ができる。 それならば、年頭のブログ予言は当たるのだが……。 また、もうひとつ。 ディープインパクトは3年連続で同一の馬主、厩舎、騎手、父馬の組み合わせ(金子真人−池江泰郎−武豊−父サンデーサイレンス)で皐月賞に挑む。 全兄ブラックタイドと路線を変えてきたことがどう扱われるかにも注目したい。 【 買い目 】 馬連流し 4点と、3連複 13.14-(4.6.16) 3点 の計7点 【 結果 】 1着 ◎ 14 ディープインパクト 2着 -- 10 シックスセンス 3着 △ 16 アドマイヤジャパン ( ○ 13 ローゼンクロイツ 9着 ) 【 再考 】 出遅れる、外回る、ぶっちぎる、入れたステッキ一度?二度?だけで最後は流した状態でのゴール……と、どうにもならないくらいの強さでディープインパクトが勝った。 あれで単勝130円なら上々だったのかもしれない。 ちなみに馬券は見事なタテ目で空振り。マイネルレコルトとダンスインザモアの無印だけが的中。 レコルトが3着かなってみてたけど、これも4着で予想はハズレ。 一方で、2着のシックスセンスは若葉S負けの時点で、トライアル負け馬は全部外すという観点から、検討材料からも外していたのだが、直前の賞金加算が取消戦京成杯2着。 さらには唯一の1勝馬でこれも唯一のオープン出走歴あり・連対歴なしのキャリア。 この馬を使ってくるところまでは読めなかった。 同枠ダイワキングコンがダート戦とはいえ、トライアル負けの後に伏竜Sに出走し、勝ったことはトライアル後の加算歴ということで、効力があると見るべきだったんだろうね。 それをやってきた馬が今回は2頭いて、ダイワともう1頭が1着同枠のローゼンクロイツ。 枠配置はうまくできてるもんだ。 これを書きながら、ふと思い出したのはナリタブライアンが勝った皐月賞。あのときの2着馬サクラ何とか(名前を忘れた……汗)って馬がトライアル後のレースを勝って、抽選で出走して2着に入ったレース。 歴史は繰り返すともいうけど、結局は、あの時と同じだったのかな? とはいえ、ディープインパクトがデータ面では限りなく2冠達成に近づいたことは事実。 以前のブログでもあげたように、1番人気で勝った皐月賞馬はアグネスタキオン、ネオユニヴァースがここ10年でいるのだが、いずれもダービー馬になっている。ダービーで元旦の予想が当たるかどうかは、当日までの楽しみに取っておきます。(笑) ○におしたローゼンクロイツは出番なし。やはり枠連ゾロ目はなかった。あと、今回は、初めて外国産馬が連対枠入りしたのだが、これは今後の検討課題としておきます。 ( 似た内容をブログにも掲載しました) |