●第22回 マイルチャンピオンシップ(国際G1)● 11月20日京都11R 芝1600m、国際、定量、指定 11月19日更新 変更点 なし
【 過去4年経歴 】
【 考察 】 ■ ヨコに見る 着眼点の1つ目としては同じゾロ目回数を打つマイルG1安田記念から考えたい。 その安田記念は、京王杯SCを勝ちあがったアサクサデンエンが勝ち、同枠馬はバランスオブゲーム、2着馬はスイープトウショウで同枠は香港馬サイレントウィットネス(3着)だった。
そこから、以下のことが読めると考えられる。 ・ 日本の馬ならば、3連単発売後に「国際」重賞で賞金を加算したことがある。 また、京王杯SC、安田記念はともに当日の施行順を入れ替えていたが、富士S、スワンSともに当日の施行順変更はなく行われ、さらにはマイルCSも当日の施行順変更はない。 それと、安田記念のときは、カク地トライアルレースの1着馬が全馬出走したが、今回はスワンS1着馬のコスモサンビームが登録すらせず、さらには外国馬の出走もない。この点から、見ると富士S1着馬のウインラディウスの出番は薄いのではないだろうか。 2つ目は、この秋の3連単馬券2年目となる古馬G1競走。
表には記載しなかったが、連対馬は全て直近1年間に負担重量と同斤量での連対歴を持っている。 さらに、前年連対馬が2頭とも揃って出走し、カルストンライトオ以外は馬券対象となっている。そしてよく見ると、連対しているのは、前年2着→1着→2着となっている。 今年の昨年の連対馬が2頭揃って出走するので、順番から見れば今年は昨年の1着馬デュランダルが2着ということになるであろう。
さらにもう1つ。「3着の重要性」も見て取れる。
女王杯では、3連単後のG1で3着となった馬がいなかったため、安田記念で3着枠入りしたスイープを勝たせ、府中牝馬S3着のオースミを2着としたのかもしれない。 そうなると、直前G1天皇賞秋3着現物馬ダンスインザムードにとっては、ドがつくくらいの追い風となるであろうが、スプリンターズS3着馬アドマイヤマックスも参戦するので、この点の選別が重要になってくる。 そして、3歳馬も参戦する。 そこで、今年の3歳馬G1成績を見てみる。(安田記念、宝塚記念は3歳馬不出走)
今年、出走を予定している3歳馬は以下の通り
今年は別定G3で連対枠入りできた2頭のいた枠が馬券対象枠となっているが、勝つどころか連対すらできていないというのが現状。 別定戦未経験のラインクラフトは外して、別定G3を勝っているビッグプラネットの枠には注目したい。 ひょっとしたら、現3歳馬は古馬を倒して「古馬混成G1馬」の称号を得ることまでも、新次代の到来を表す馬として今年現れたディープインパクトまで待たねばならないということか。 ■ 最終結論 発表された枠順を見ると、7枠に昨年の1着枠2頭がサイドワインダーを引き連れて再度同枠配置され、この枠の3頭が最終賞金加算を「秋番組の国際、指定」で揃えている。 そして、今年の流れとなっている「3連単発売古馬G1勝ち馬」と「前年連対馬」を併せ持つ馬がデュランダル。 一本被りの人気馬で気は乗らないが◎としたい。しかし、あくまでの2着としての◎である。 ちなみに、今週初めの時点から、連対枠に絡む馬として秘かに注目していたのが、テレグノシスとビッグプラネットの2頭。 テレグノシスは非馬単発売最終戦となった02年NHKマイルCを勝ち、非3連単最終戦の04年安田記念2着などのG1歴があるが、その戦歴が3連覇を目指すデュランダルを支える形となることもありうると見ている。 本線は枠のゾロ目と見て、そのテレグノシスが○。 一方のビッグプラネットは3歳別定G3勝ち馬が馬券対象枠に入っていることから、今回も同枠馬として狙いたい。その同枠馬となった55回東京新聞杯1着馬ハットトリックを▲とし、後は、前走G1での3着馬となっているアドマイヤマックス△とし、この4頭でまとめたい。 もう1頭の前走G1で3着となったダンスインザムードだが、この重量での連対歴が過去1年間にないことがひっかかるので無印。 あと人気の一角を占めるラインクラフトだが、古馬未対戦という経歴が気になることと、フォーカスに入れても配当的妙味が全く無いことから、今回は切りたい。 デュランダルが2着に終わる可能性が高い(というよりも2着軸での◎予想)のため、馬券は配当次第だが、馬連をベースに2着指定馬単を加えたい。 【 買い目 】 馬連ボックスと◎2着指定馬単 計9点 【 結果 】 1着 ▲ 05 ハットトリック 2着 -- 12 ダイワメジャー 3着 -- 01 ラインクラフト ( -- 17 リキアイタイカン 出走取消 ) ( ◎ 14 デュランダル 8着、○ 15 テレグノシス 12着 ) 【 再考 】 リキアイタイカンが出走を取り消したが、ゾロ目開催ということもあって特段の影響はないと受け止めた。 とはいえ、取消発生により、サンプリングレースが第55回東京新聞杯(国際化、カク外不参加、取消あり)となったのだろう。 東京新聞杯を勝ったは、今回の勝ち馬ハットトリック。 2着はこのレースにも出走したキネティクス。 キネティクスは1600万下の渡月橋S、オープンのキャピタルSを同距離戦を連勝していた。 これと同じような馬が、今回の2着同枠馬タニノマティーニ。 この馬だけが、直近1年間での「1600万下マイル戦1着歴」を持っている。 ただし、G1のサンプルとしてG3を出せない。 そのために、一部を反転させたのだろう。 それならば、同枠馬どまりという手は納得が行く。 前検証という形で様々なサンプリングを出したが、合っていたのはウインラディウス、ラインクラフト、ダンスインザムードの無印。 ハットトリックの連対可能性のみ。 やはり、今回同枠配置されたビッグプラネットの戦歴が大きいと受け取りたい。 そして、デュランダルの失速。 これは、やはり「同一G1の3連覇」をやってはいけないということだったのだろう。 そうでなければ、同枠の6日目施行最終戦となった関屋記念1着馬サイドワインダーやテレグノシスまで排除する必要はなかったのではないだろうか。 |