●第25回 ジャパンカップ(国際招待)(国際G1)● 11月27日東京10R 芝2400m、国際、定量、指定 11月26日更新 変更点 10R→11R
【 過去4年経歴 】
【 考察 】 昨年は「JRA50周年記念」を記念する記念事業として、初のG1同日開催を行った関係上11R化したが、今回は再度10R施行に戻る。 で、そんな最中、1つ気になることがある。 それは何かというと、「来年のこのレースは10R施行なのか、それとも11R施行なのか」ということ。 来年(平成18年)の春季番組表が発表されたが、それまで11R施行だったダービーデーが12R化された。 そのため、残る非12R施行日は、このJC(11R制)と有馬記念(10R制)の2つのみ。 このカラミが読めないだけ難しいが、「当年の3冠馬不出走」という事実に変わりはなく、ナリタブライアンが不出走だった年(11年前)を考えながら予想をしたい。 その11年前の第16回JCは、3歳馬、牝馬ともに出走がなく、おまけにレース直前にマチカネタンホイザが鼻出血で競走除外となり、14頭立。 勝ったのは、前走京都大賞典を勝ったセン馬マーベラスクラウン、2着に米国G1馬パラダイスクリークが入った。 「3歳×、牝馬×、除外あり」の条件下で、G1未勝利だったマーベラスが勝ったということは、今回は「3歳馬も牝馬も出走する」ことから、それと同じことはおきないと見たい。 そのときは1着が日本馬、2着が米国馬でそれぞれ枠が統一されていた。 その逆という視点で見れば、今年のJCの1着枠(馬)は、他国の馬と構成されている枠で、すでにG1を勝っている馬ということになるのではないだろうか。 同一国で組まれていない枠となると、2枠(英、日)、3枠(日、英)、4枠(米、日)、6枠(日、仏)、7枠(日、英、米)になる。 そして、この中にいるG1馬は、03ウォーサン、06ウィシャボード、07ベタートークナウ、08ゼンノロブロイ、12バゴ、14アルカセット、15キングスドラマとなる。 この7頭から◎を選ぶことになるが、今回は英国馬アルカセットを◎とする。 その理由は同枠配置された日本馬サンライズペガサスの存在。 天皇賞を大敗して評価は下がっているが、この馬は今年のG2を2勝している。 そこで、同一年内に「G2を2勝以上した馬」を過去のJCからピックアップしてみる。 なお、旧制賞金では参考にならないため、JCが1着賞金2億5000万となった2000年以降とする。
連対した馬が8頭中4頭と連対率50%だが、2つのフィルターで100%にまで跳ね上がる。 それは、「JCが東京2400施行」、「2つとも別定戦で、かつ違う時期の番組表で勝っていること」 00年のマチカネキンノホシはAR共和国杯がハンデ戦、01年のアメリカンボスはともに春季番組、同じくステイゴールドは日本の競馬番組にないドバイのレースが1つある。 02年のナリタトップロードはどうなるんだ?という話にもなるだろうが、この年は「中山代替開催」。 そのため外れたと考えれば辻褄があう。 正規TRを勝ったサンライズがその後のG1で日の目を見ないのは至極当然だった。 天皇賞春は次年ゾロ目開催を迎える最終戦、秋はいうまでもなくエンペラーズカップ100年記念の天覧競馬だった。 そのレースではなく、サンライズが働くのはこことみたい。 とはいえ、G1未勝利での連対は荷が重いとみてあくまでも同枠馬扱いの2番手評価として、アルカセットを◎、サンライズを○としたい。 3番手意向の評価だが、今年走り続ける「3歳限定、別定重賞1着歴」がやはり気になる。 該当馬の出走がなかったスプリンターズSを除いてまとめてみた。
連対枠に入ったのは、その年に何らかの変更があったG3を勝った馬の枠ということになる。 これを見ると、ストーミーカフェよりもアドマイヤジャパンが上になるだろう。 しかし、アドマイヤには古馬未対戦という致命的な欠点があるので、そのまま推すことはできず、同枠馬までとした。 同枠配置されたウォーサンにもバーデン大賞(独G1)勝ちがあるので、この点はいいだろう。 そして、4番手にはゼンノロブロイ。前年についていた「市」の冠を抜いたにもかかわらず天皇賞で連対できた。 それを続けるのならば、ここと有馬を揃って2着という話はあっても驚きではない。 あとは、ゼンノの同枠となった米国G1馬ベタートークナウ、前述した3歳馬ストーミーカフェと同居したヘヴンリーロマンスをあげ、この6頭としたい。 【 買い目 】 ◎の複勝と馬連流し 計6点 【 結果 】 1着 ◎ 14 アルカセット 2着 -- 16 ハーツクライ 3着 △ 08 ゼンノロブロイ ( ○ 13 サンライズペガサス 6着、▲ 03 ウォーサン 13着 ) 【 再考 】 同一年にG2を2勝したサンライズペガサスが入った7枠から、アルカセットが栄冠を勝ち取った。 サンライズが同枠馬までだったというのは、やはり天皇賞負けが響いてのものだろう。 一方の相手馬ハーツクライは無印。 この馬が今年に入って機能したのは、大阪杯2着と宝塚記念2着。いずれも58Kを背負ってのものだった。 ここで考えられることは、宝塚記念が前年に「50周年記念」で施行されたこと。 昨年、「50周年記念」で施行されたレースは、スプリンターズS、菊花賞などをはじめ12Rあるが、「トライアルなしのG1」となると、宝塚記念、ジャパンCダートの2つしか存在しない。 その宝塚記念1着馬のスイープトウショウは排除され、JCダートには宝塚記念出走組は不在(未出走)ため、唯一、賞金加算をした馬となったこの馬が代役を務めたと見たい。 |