● 東京優駿(第72回 日本ダービー)(G1) ● 5月29日東京10R 芝2400m、3歳、牡牝、定量、指定 5月27日更新 変更点 3連単発売
【 過去3年経歴 】
【 考察 】 今年も最強馬決定戦 東京優駿(日本ダービー)がやってきた。 年頭のブログでダービー馬候補としてあげたディープインパクトが断然の人気を背負って出走する。 今回は、予想の考察に入る前に、まず、戦歴・番組ベースの予想を組むうえで、根本的なことを書いておきたい。 毎年3回、JRAから競馬番組表(レース名、施行日時、条件など)が発表されるが、平成14年11月27日に、翌平成15年向けにJRAが発表した競馬番組表の冒頭に以下枠内の記載がされており、こちらを一読いただきたい。
「ダービーからダービーへ」が主催者の根本的な発想であり、いくら1着賞金がダービーよりも多いとはいえ、JCや有馬記念が最強馬決定戦でないことは一目瞭然であろう。 主催が日本中央競馬会である限り、最強馬はダービー馬であり、国営競馬を行う以上、古馬は天皇賞馬、そして時期を見ればお分かりとは思うが、秋ではなく、春の天皇賞馬である。 つまり、ダービーは一年間の総和としてのレースである。 そこで、本題に入りたい。 今年の3歳G1は指定戦で賞金を積み重ね、トライアルで優先権を取得した馬の枠しか勝っていない。
これを見ると、勝つと考えられる枠は、各トライアルの1着馬が入った2.3.7枠ということになるだろう。 とはいえ、7枠は優先権を持った馬を露骨に集めたように見えるのは気のせいか・・・・・・? また、詳細なデータは平成13年からしか持っていないが、ダービー1着馬の枠には、夏季番組の馬齢54Kでの連対実績が必要となっている。
今回のダービーでは2枠の2頭(ローゼンクロイツ、エイシンニーザン)にはなく、1番人気が確実なディープインパクトは馬齢54Kは未経験。そのため、同枠馬で補うことが必要ではないかと見ていたが、その同枠馬は7月の新馬戦を勝っているアドマイヤフジが入ったので問題はなさそう。 また、 ネオユニヴァース以来の「皐月賞1番人気勝ち」馬が出走するが、ネオが勝った年は馬単発売後最初のダービー、今回は3連単発売後最初のダービーと、新しい馬券を迎えた初めてのダービーという点が共通しており、さらには、ワイド併売初年の皐月賞馬エアシャカールはダービーでは2着。その点から見ると、万が一2着ということはあっても連を外すことはないであろう。 さらに、14年からはそれまでの9R施行から10R施行となっているが、それ以降の1着馬には全て3歳別定戦での勝ちと前走G1での1番人気歴がある。
前走G1での1番人気を有する馬はディープインパクトのみ。 別定戦も重賞でないことは気になるが、オープンの若駒S勝ちがあり、3頭にあるG1での1番人気歴を有する馬は他におらず、その点も心配は要らないだろう。 そのため、3連単発売時代の到来を祝するが如く、新たなる最強馬としてディープインパクトが現れ、この馬の2冠達成とみて、今回も◎としたい。 なお、相手馬だが筆頭にあげる馬はローゼンクロイツ。 優先権獲得馬エイシンニーザンと同枠配置されたが、その結果54K加算歴を持たない枠の構成となった。 しかし、この馬の有する皐月賞1着同枠歴、毎日杯での別定57K1着賞金加算歴は定量57Kで争うここには必要なキャリアとみたい。 その他の馬を考えたい。 下の表には10R施行後のダービー連対馬のオープン出走歴をあげた。 ここ3年間は、1着馬と2着馬は、別のルートを通ってダービーへ出走している。
そうなると、今年も考えられるのはディープインパクトと対戦していない重賞勝ち馬。 それでピックアップすると、インティライミ、ダンツキッチョウの2頭。 54Kから56Kまでのすべての馬齢重量で賞金を加算しているダンツキッチョウを上と見るが、この両馬と青葉賞2着で賞金を加算し、ディープと対戦歴のないニシノドコマデモも押さえたい。 とはいえ3連単発売で流れが変わることはある。 そういった場合で考えられるのは皐月賞優先権組。弥生賞→皐月賞とディープインパクトの後塵を拝したが、きっちりと優先権を取ったアドマイヤジャパンも入れ、この6頭で印をまとめたい。 【 買い目 】 馬連流し 計5点 【 結果 】 1着 ◎ 05 ディープインパクト 2着 △ 07 インティライミ 3着 -- 15 シックスセンス ( ○ 03 ローゼンクロイツ 8着 ) ( 馬連 540円 )( 参考:馬単590円 ) 【 再考 】 出遅れる、外回る、ぶっちぎる……皐月賞を左回りにしただけのようなレースでディープインパクトが無敗の2冠馬となったことで、年頭のブログで書いたことが的中していたのが何より(^_^)。 POGはやらないけど、今回のことで、POGをやってる人の気持ちが何となくわかった気もする。 本題に帰るが、ディープインパクトは枠順発表で自身が持っていない馬齢54K1着歴を持つアドマイヤフジと同枠配置された時点で、この馬の連対は確信。あとは本文中に書いたので省略します。 生まれ年さえよければ、といった内容だったが、戦歴面では最高で2着までの実績しか持っていない。 同枠馬シャドウゲイトとともに馬齢55Kでの賞金加算実績がないことを嫌ったのがそもそもの原因だが、ネオユニヴァースが勝った馬単導入初年の2着馬ゼンノロブロイも同枠馬チャクラとともに55Kの加算歴を持っていなかった。 ここまで拘る必要が無かったのかもしれないし、ダンツキッチョウの55K歴はカレンダーの関係で10月施行になったためのものであり、秋番組未経験だったことに変わりはない。 とはいえ、10月の55Kに気をとられたのも事実。 また、ダンツは新馬戦を負け、馬連未発売の未勝利戦が初勝利。10R化してjからのダービー連対馬で未勝利戦勝ちを持っている馬はいなかったので、やはり新馬戦を勝つことはダービー連対に向けて大切なのかも。 (でも、タニノギムレットが勝った新馬戦は現在、ありえない2戦目の新馬戦) これを得たことが来年への収穫になりそうです。 |