●第19回 セントウルステークス(G3)●
     9月11日阪神11R 芝1200m、国際、別定、指定

     9月10日更新
     変更点 国際化、賞金減額(4300→4100)
01 ギャラントアロー 57 幸 09 キーンランドスワン 57 四位
05 ゴールデンキャスト 57 小牧 11 タマモホットプレイ 58 渡辺

【 過去3年経歴 】
回数 年、日程、条件 変更点 当日変更 1着馬名
16回 02年 4阪2芝12、混、別、指 馬単・3連複発売、別定規定変更   ビリーヴ
17回 03年 4阪2芝12、混、別、指     テンシノキセキ
18回 04年 4阪2芝12、混、別、指 3連単発売、別定規定変更 7R⇔8R ゴールデンキャスト
19回 05年 4阪2芝12、混、別、指 国際化、賞金減額(4300→4100)    

【 考察 】

 ■ ヨコに見る

 今年から国際化され、賞金が減額された。
 今年になってから国際化、賞金減額のグレード別定G3は4レースあったが、3つはダート戦。
 唯一の芝レースは阪急杯だった。

 その阪急杯はキーンランドスワンが勝ち、カルストンライトオが2着。
 連対枠の全馬が直近一年間はオープンで走っていた。

 また、2着馬カルストンライトオは前走が香港スプリント(G1)。
 同じように海外G1を前走に持つキーンランドスワンが今回はその役を引き受ければ、海外に出向いたにもかかわらず、2桁負けを2度喫した苦労が報われることになるであろう。

 ■ 結論

 このレースが据置戦で行われる以上、直前加算歴が枠連ゾロ目かつ取消戦の北九州短距離Sを勝ったマルカキセキでは厳しいと見たい。

 また、サンプルとしてあげた阪急杯の結果は以下の通り。

着順 馬名 重量

前走 直前加算 備考
1着 キーンランドスワン 56 シルクロードS 15着 セントウルS 2着(7R⇔8R) 通年オープン
同枠 タイセイブレーブ 56 すばるS 14着 (過去1年加算歴なし) 通年オープン
2着 カルストンライトオ 59(+3) 香港スプリント 14着 スプリンターズS 1着(50周年記念) 通年オープン
同枠 アドマイヤマックス 57(+1) 根岸S 14着(2着同枠) 富士S 1着 通年オープン

 通年オープン在籍馬が来ている以上、あがり馬ではつらいと見たい。
 直前1年間にオープンしか出走歴のない馬は、ギャラントアロー、ワンダーシアトル、ゴールデンキャスト、コスモラブシック、キーンランドスワン、タマモホットプレイの計6頭。

 直前加算したレースに何らかの変更がもたらされていることを条件とするのならば、コスモラブシックやワンダーシアトルといった出走だけしかしていない馬を狙うのは難しく、残る4頭からという見方をするのならば、当日の施行順を入れ替えたシルクロードS2着歴を持つギャラントアローを中心視したい。

  相手筆頭には海外歴のあるキーンランドスワン、3番手には昨年とほぼ同様のローテで好感は持てないのだが、連覇を目指すゴールデンキャストをあげる。

 押さえにはタマモホットプレイ。 この4頭でまとめたい。
 人気馬を2頭切っているので、来たら配当は大きいだろう。

【 買い目 】  馬連ボックス 計6点


【 結果 】
1着 ▲ 05 ゴールデンキャスト 2着 -- 03 ホーマンテキーラ 3着 -- 02 マルカキセキ
( ◎ 01 ギャラントアロー 4着、○ 09 キーンランドスワン 5着 )

【 再考 】
 前年1着馬を勝たせ、馬齢表記の変更後初めて3歳馬を連対させる結果となった。
 ゴールデンキャストに関しては、昨年とローテは酷似しているが、条件歴の有無が大きくものをいうのだろう。

 当日の7Rと8Rを入れ替えた昨年、条件歴のあるゴールデンキャストを勝たせたことから、当日変更のない今年は条件歴のある馬の連対はないとみて、人気馬2頭を切ったが、これは裏目。

 ホーマンテキーラをもってきたことは、夏季加算歴を求めていたのだろうか。
 一方、単勝1倍台の人気ながら3着のマルカキセキは前走の北九州短距離Sが「枠連ゾロ目、取消戦」だったことから、当日変更のない今年は厳しいと見ていた。
   
 当日何らかの変更をもたらす日のレースならば、マルカ、そうでなければホーマンという形でのすみわけができていたのだろう。

 現在の別定規定(グレード別定)となってからは、1着加算歴を直前に持つ馬が連対している。
 その時点で、直前加算が2着どまりのギャラントアローやキーンランドスワンでは届かずではなかったかとみたい。
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