●第55回 朝日チャレンジカップ(G3)● 
    9月11日阪神11R 芝2000m、混合、別定、特指

    9月10日更新
    変更点 3連単発売
03 メジロマントル 56 吉田豊 11 スズカマンボ 53 武豊
07 ヴィータローザ 58 幸 02 カナハラドラゴン 57 角田

【 考察 】  出走馬注記…牝馬なし、枠発表前取消あり(グリーンプレジャー56)

  新馬券の発売と55回というゾロ目開催がミックスされたレースとなったが、過去の馬単・3連複発売初年度にもこのようなレースはいくつかあったので、下記にまとめたい。
2002年
レース名 馬名 前走 直前加算
55回 農林 鳴尾記念 1着 イブキガバメント 天皇賞秋6着 朝日CC2着
(9R⇔10R)
2着 エイシンスペンサー マイルCS16着 オパールS1着
(特指化)
2003年
44回 AJCC
(東京→中山)
1着 マグナーテン JC4着 毎日王冠1着
(代替中山)
2着 グラスエイコウオー 中山金杯5着 (前1年加算なし)
77回 中山記念
(別定規定変更)
1着 ローエングリン 東京新聞杯2着 東京新聞杯2着
(代替中山など)
2着 バランスオブゲーム 菊花賞5着 セントライト記念1着
(祝日、代替新潟)
33回 高松宮記念 1着 ビリーヴ 阪急杯9着 スプリンターズS1着
(代替新潟)
2着 サニングデール 阪急杯2着 阪急杯2着
44回 宝塚記念
(枠連ゾロ目万馬券)
1着 ヒシミラクル 天皇賞春1着 天皇賞春1着
2着 ツルマルボーイ 金鯱賞2着 金鯱賞2着

 同距離OP特別1着→G1負けのエイシンスペンサー、前年の代替開催から復帰したAJCC2着のグラスエイコウオー以外は、直前賞金加算がすべて重賞である。

 ちなみに今回の出走馬11頭の中で、直前の賞金加算が重賞の馬はスズカマンボ(京都新聞杯2着)、マーブルチーフ(日経新春杯2着)の2頭で、同距離OP特別の馬はカナハラドラゴン(白富士S)になる。

 この傾向から見ると、G2・G3では何らかの変更を受けた重賞で賞金を加算した馬が来ていることがわかるが、同じような馬は今回の出走馬にはおらず、また、カナハラドラゴンの勝った白富士Sは前年の中山代替開催からの戻り戦なので、変更はないと受け取りたい。こうなると、サンプルはいなくなってしまう。

 そうなれば、今回は逆に、重賞での賞金加算歴が全くない馬を上位に扱いたい。
 重賞加算歴をもっていない馬はオペラシチー、オースミステイヤー、カナハラドラゴン、ブラックコンドル、メジロマントルの5頭である。この中では、準オープンを芝で勝ち上がったメジロマントルを狙ってみる。というのは、1000万条件エアグルーヴM(50周年記念)や準OP朱鷺S(5頭立て、11R設計→9R施行)といったキャリアが実質的に再現不能であることがあげられる。

 相手馬であるが、今回は前走条件出走馬どうしで決まるとは考えづらいので、OP加算歴のある馬をあげたい。筆頭には古馬初対戦となるが、重賞加算歴のあるスズカマンボ、対古馬戦加算はOP特別までの2頭、ヴィータローザ、カナハラドラゴンの2頭をあげて、今回は終わりにしたい。

【 買い目 】 馬連ボックス 計6点


【 結果 】
1着 ○ 11スズカマンボ 2着 ▲ 07ヴィータローザ 3着 ◎ 03メジロマントル
( 馬連 1870円 )( 参考:馬単2680円 3連複2320円 )

【 再考 】
 細かいことは本文では省略したが、実は二転三転していた。というのは、本当は枠発表前に取り消したグリーンプレジャーからという予定(55回の開催数が50周年記念を勝った馬に与える影響は必ずあるとみていたため)であったが、枠を見たら取消が判明して立ち消え。

 さらには最終的に2着になったヴィータローザを今度はあげたが、直前加算歴の大阪ハンブルクC(据置戦)がどんな影響を与えるか見切れず、仕方なく、グリーンプレジャーがいなくなったため、逆に50周年記念を1頭でむかえたメジロマントルを◎にした次第である。

 とはいえ、古馬重賞加算歴は全く必要なく、3歳限定の重賞加算歴をもつ馬のいる枠でまとめるという高尚な手を使ってきたことは注目に値するであろう。
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