●第22回 関西テレビ放送賞ローズS(G2)(秋華賞TR)● 
    ( 3着まで秋華賞優先出走権 )
    9月19日阪神11R 芝2000m、3歳、牝、混合、馬齢、指定

    9月15日更新、9月17日馬番追加
    変更点 4日→3日、3連単発売
07 レクレドール 54 安藤       

【 考察 】
 3連単が全国発売された先週の重賞では、下の表のように、55回朝日CCで3歳限定重賞の加算歴をもつ枠が連対し、その他の2レースでは3歳馬がすべて沈む結果となった。

 先週の重賞に出走した3歳馬の結果
レース名 着順 3歳限定重賞加算歴 対古馬加算歴
朝日CC 1着 スズカマンボ 京都新聞杯2着 対戦なし
5着 ブラックコンドル 重賞連対なし 対戦なし
7着 オペラシチー 重賞連対なし 玄海特別1000万
京成杯AH 6着 マイネルゼスト 重賞連対なし 対戦なし
セントウルS 5着 チリエージェ 重賞連対なし 別府特別1000万

 今週はその逆を取りたい。
 というのは、今週は先週の古馬混合戦と違い、3歳限定戦なので何らかの違いを見せるのではないかということである。
 たった13頭しかいない登録馬を見ると、対古馬加算歴があるのがレクレドールの500万下勝ちのみで、後の馬はすべて3歳(2歳)限定戦のみの加算歴となっている。

 となれば、この馬の兄(ステイゴールド)にはよく稼がせてもらったこともあり、今回はここを狙ってみる手であろう。

 あと、補足となるが、ほとんど全ての人が疑わないであろう現役最強牝馬:ファインモーションのキャリアを振り返ってみると、重賞初戦が2年前のローズSで、ファインは追うことなくここを勝ち、秋華賞、エリザベスと牝馬限定戦を完勝したが、そのプロローグとなったローズSが「馬単、3連複」発売初戦であり、かつ重賞初挑戦(前走は1000万阿寒湖特別1着)であった。

 さらに、もっと前に戻ると、ワイド発売初戦の2000年(第17回)で勝った馬がニホンピロスワン。この馬もローズSが重賞初挑戦で、それまでに古馬対戦歴(前走は900万フィリピンT3着)があった。

 こういったことからも、3日目への日程変更や22回のゾロ目開催などが気にはなるが、今回は唯一の対古馬加算歴を持つレクレドールを買ってみたい。

 相手であるが、あげるとすれば、前述ニホンピロ、ファインが勝ったときの2着馬に重賞連対歴があるので、愚直に重賞加算のある4頭になるだろうが、それよりも馬券的にはレクレドールの単複を買ってみたい。

 なお、今回は久々の出馬表、枠発表前の予想であり、施行順序が変更されたり、取消が発生した場合はすべて変更となることをあらかじめご承知していただきたい。

【 買い目 】 レクレドールの単複 計2点


【 結果 】
1着 ◎ 07レクレドール 2着 -- 01グローリアスデイズ 3着 -- 04スイープトウショウ
( 単勝 1210円、複勝 300円)

【 再考 】
 会心の1点的中!!!
 といいたいのだが、勝負弱いなぁ……。

 締切の5分前にレクレドールの経歴とは全く逆の形となる重賞連対歴を持つ5頭への流し馬券を買ったけど、それはワイドであって(配当は順に2410円、600円)、枠連(11500円)や馬連(9130円)ではなく、馬単(20390円)、3連複(9610円)、3連単(92840円)なんてのはもってのほかであった。
 とはいえ、当日にそこまで全敗してたんで、あんまり勝負に出れなかったというのもあるが、この配当を見るとせっかく軸があってたんだから出てもよかったかなぁという気にもなる。

 で、そんな勝負弱い話は置いて、本題だが、レクレドールの軸に関しては本文中の通りで新馬券初戦は前走条件上がりの馬がくること、そして新馬券を知らない馬が勝ち馬から否定されることが狙いの理由であり、まさにその通りとなった。

 一方の、最終的にはワイドで付け足した2着馬であるが、 これは1着馬とは全く逆を狙ったものであろうと考えられる。

 レクレドールが重賞未経験馬ならば、その逆といえば、もちろん重賞連対馬ということになる。これが使えたのはおそらく22回という施行回数と、グローリアスデイズが2着歴までしかないということがあげられるのではないだろうか。

 そうでなければ重賞勝ち馬が揃った7枠がきてもなんらおかしくはなかったはずであるが、これがあっさりと否定されたのは、やはり3歳G2以上を勝っていたことではないだろうか。
 
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