●第64回 皐月賞(G1)● 4月18日中山11R 芝2000m、3歳、牡牝、定量、指定 4月16日更新 変更点 なし
【 考察 】 まず、昨年の朝日杯に絡むことを簡単にまとめてみたい。(馬名前は皐月賞の馬番) 1 朝日杯FS出走馬 (昨年:定量→馬齢、本年:牡セン→牡牝 にそれぞれ変更) (馬名赤字は公営馬なら優先出走権を得られる馬) 02メイショウムネノリ、03コスモサンビーム(1着)、05フォーカルポイント、06キョウワスプレンダ、08メイショウボーラー(2着)、10アポインテッドデイ(3着&1着同枠)、11グレイトジャーニー、13メテオバースト、17スズカマンボ(2着同枠) 2 朝日杯施行時デビュー前 14ダイワメジャー、16ハーツクライ 3 朝日杯以降、賞金加算なし 03コスモサンビーム、13メテオバースト、17スズカマンボ 「馬齢&牡セン」での最初で最後の朝日杯は、優先権を得た馬で決まった。しかも2着馬メイショウボーラーに関しては、小倉2歳S勝ちで優先権を得たにもかかわらず、再度、デイリー杯で枠を強奪した形をとった。 皮肉かもしれないが、皐月賞に出走する18頭のうち、3頭が朝日杯以降の賞金加算歴をもたないが、そのうちの2頭は朝日杯で連対枠入りした馬であった。 一方でその輪から離れ、オープンに在籍しながら朝日杯に出走しなかったのは、01マイネルマクロス、09ミスティックエイジと道営在籍で出走できない18コスモバルクの3頭。 朝日杯後の秋番組でOP入りした馬は、04カリプソパンチのみ。 春番組でOP入りしたのは、02メイショウムネノリ、07ブラックタイド、12マイネルブルック、16ハーツクライの4頭いる。 こういった状況から、今年の皐月賞はどういう形になるのであれ、朝日杯組が同枠配置されることになった。では、その他の視点から見てみたい。 今年行われた3歳オープンで皐月賞出走馬が連対したレースのうち、何らかの変更があったレースをまとめてみた。
実はまともな形で行われたレースは弥生賞のみで、後は何らかの変更がされている。その弥生賞も2着のメイショウボーラーは最終戦朝日杯FSの2着馬。こうなると、皐月賞も何かが取り消すのでは?と疑ってかかりたくなるが、そうはなってない以上、何らかの方策を見つけ出さないといけない。 話はあちこちへ飛び回ったが、最終結論を出したい。 今回は後付けならば、どうにでも解釈できそうだ。優先権が4枠、8枠を軸に集中配置されたが、今回は8枠に若葉S優先権馬が同枠配置され、さらにその同枠に据置戦弥生賞1着馬が用意された。スズカマンボの朝日杯2着同枠が気にかかるが、今回は据置TR弥生賞の勝ち馬であるカク地コスモバルクを買ってみたい。 本命馬の枠に3歳デビューの馬がいるので、相手にはその逆をとって2歳時に既にOP入りを確定させたが3歳では勝っていないコスモサンビーム、5枠の2頭、弥生賞のコピーとなるメイショウボーラー、それにTR未経験の1枠から朝日杯を避けたローテーションを組んだマイネルマクロスをあげたい。 【 買い目 】 単勝18、馬連18-1.3.8.9.10 の計6点 (出走取消があった場合は、変更戦で勝った馬がそろった6枠2頭の単勝と枠連6−8の計3点) 【 結果 】 1着 -- 14ダイワメジャー 2着 ◎ 18コスモバルク 3着 ○ 08メイショウボーラー 【 再考 】 4月18日更新 4着の△コスモサンビーム、5着の△ミスティックエイジと印を入れた6頭中4頭が掲示板にのったものの肝心な頭抜け。 TRで据え置かれたのは弥生賞のみ。(若葉Sは祝日、スプリングSは取消) 本文中で述べたように、唯一まともな形のTR1着馬を軸として据えたことに間違いはないであろうが、2着枠がねえ。 ただ、よく見ると、ダイワメジャーがスプリングS3着で優先権、同枠のメテオバーストも弥生賞3着で優先権。マイネルデュプレが絡んでたから見えなかったわけだが、先週の桜花賞もTRフィリーズレビュー3着馬のフィーユドゥレーヴの同枠馬アズマサンダースが2着。今年はTR2着枠や3着枠というのが来る年なのかもしれない。 さらに付け加えるのならば、皐月賞1着枠はTR加算歴なしの馬が3頭同居。2着枠もスズカマンボは若葉S2着の優先権。来年の3連単発売初戦にむけては、「賞金加算のない優先権」が今回のテーマだったのかもしれない。 |