●第64回 桜花賞(G1)● 4月11日阪神11R 芝1600m、3歳、牝、定量、指定 ( 4着まで優駿牝馬優先出走権 ) 4月8日更新 変更点 外国産馬一部開放
【 考察 】 国際化の一環としてクラシックの一部外国産馬への開放が、このレースで最後を迎える。 となれば、最初に気にしたいのは、これまでに行われた外国産馬開放初年の他のクラシックではどのような馬が勝ったかということである。 資料 外国産馬開放初年の1着馬とTR戦歴
さて、上表を見る限り、まともにトライアルで賞金を加算してきた馬が連対したのは昨年のスティルインラブのみだが、注意したいのは、トライアルの桜花賞も本番も出走取消があったということ。 つまり、何もないのならば、トライアルで勝った馬は最高でも同枠馬止まりであって、本番で全滅していることを意味している。 資料 本年の桜花賞トライアル
この結果をうけると、上表の桜花賞トライアルの勝ち馬は馬券に絡めたくはない。 さらに、連対枠の1つには別定重賞での賞金加算歴のある馬がいる。今回の出走18頭の中ではクイーンC1着ダイワエルシエーロ、2着クリスタルヴィオレ、フラワーC1着馬ダンスインザムード、2着ヤマニンアラバスタの計4頭。こういう場合はやはり勝っている馬を重視したい。 さらに、来年からこのレースが3連単を発売する。つまり、「単複、枠連、馬連、ワイド、馬単、3連複」だけを売るレースは今年が最後ということにもなる。 となれば、今回狙ってみたいのは、「祝日」に行われたフラワーCを勝ったダンスインザムードということになる。同枠馬レディインブラックがTRアネモネS勝ちで優先権を持って挑むこと、さらには、この枠だけが阪神JF未出走馬のみで構成されているのも悪くない配置と見たい。 一方の相手であるが、もう1頭の別定重賞勝ち馬ダイワエルシエーロを狙う。ダンスとの比較になるが、500万下の経験がないことが気にかかる。しかし、同枠馬に発走時刻が変更された新馬、同じく時刻変更戦となった萌黄賞を勝ち、その勢いで混合化されたTRフィリーズレビューまで勝ってしまったムーヴオンサンデーが入ったことを評価したい。 馬券としてはこの2頭で終わりたい。印は注しか入れないし、馬券対象ともしないが、TR未出走馬とTR出走、優先権なしの馬で構成された4枠と6枠に気をつけたい。 【 買い目 】 馬連09-18 1点 【 結果 】 1着 ◎ 09ダンスインザムード 2着 -- 13アズマサンダース 3着 -- 06ヤマニンシュクル ( 参考 単勝 290円 ) 【 再考 】 1着馬は本文記載のとおりによい結果を出してくれたが、2着馬はTRの負けが必要だったのかもしれない。 2着のアズマサンダースはチューリップ賞2着、同枠馬のフィーユドゥレーヴはフィリーズレビューの3着馬、同枠馬のコンコルディアはフィリーズレビュー2着同枠馬となっている。 勝ち馬が非TR路線から来るのならば、逆を取ってTRから来た馬、勝ち馬ばかりが注目されるから優先権のある2着、3着馬といったところを狙ってもよかったかもしれない。 また、7枠全馬に2歳夏番組での賞金加算歴があった。 1着枠が秋、春番組のみでの加算なので、逆を取るといった視点があってもよかったのかもしれない。 |