● 東京優駿(第71回 日本ダービー)(G1) ● 5月30日東京10R 芝2400m、3歳、牡牝、定量、指定 5月28日更新 変更点 なし
【 考察 】 今年もダービーの季節となったが、まず、今年の3歳G1を振り返ってみたい。
混合戦NHKマイルCを境目に優先権のある馬の出番がきっちりとなくなってしまい、優先権をもった馬の枠すら連対枠に来なくなった。 ただし、NHKマイルCのエイシンマルカムはTR3着同枠馬であったが、オークスで完全に出番はついえた。これはこれまでの3歳G1であった外国産馬の出走がなかったことがあげられよう。 となると、今回も外国産馬のないここでも同じ事が起きても、何らおかしくはない。 つまり、ここで考えられるのは優先権のない枠でまとめられるのではないかということ。 となれば、優先権をもたない3枠、4枠、6枠といったところを見ておきたい。オークスでは「全馬TR出走→負け」の枠を持ってきており、なおかつ、特指重賞勝ちの馬を勝たせた。 参考 東京優駿出走 優先権なしの馬のみの枠
該当枠が3つしかないため、この3枠のボックスは買ってみたい。 順位としては、特指重賞加算歴馬でまとめられた6枠を上位にする。グレイトジャーニーが賞金的に出走可能だったにもかかわらず、わざわざプリンシパルSに出走した意味を問いたい。 馬でいうならば、負担重量の57Kでの賞金加算歴(毎日杯、NHKマイルC)を持つキングカメハメハを人気だが押さざるを得ないだろう。 一方の相手馬であるが、若葉S勝ち→皐月賞2着同枠→京都新聞杯という、公営馬ならば皐月賞、東京優駿両方のG1に優先出走できる(JRA在籍馬のため今回は実際には資格賞金順での出走)扱いとなるハーツクライ、3番手には残った4枠から特指加算歴を持つマイネルデュプレをあげる。あと、指定重賞(東京スポ2歳S)勝ちのあるアドマイヤビッグを押さえとしたい。 ただ、気になるのは皐月賞2着枠と非常によく似た構成となった8枠である。 参考 皐月賞2着枠(8枠)
特指重賞での加算歴がないということが気になり評価を最終的には下げたが、TR優先権勝ち馬が2頭同居したこと、ひとつのレースでの連対馬2頭がそのまま出走していることが共通点として挙げられよう。 その中からは、外枠発走のプリンシパルSよりも据置戦青葉賞勝ちのハイアーゲームをあげ、今回はこの4頭で締めたい。 【 買い目 】 単勝17、枠連 3-4.6.8 馬連 7.12.17ボックスの計10点 【 結果 】 1着 ◎ 12キングカメハメハ 2着 ○ 05ハーツクライ 3着 △ 17ハイアーゲーム ( 枠連1600円 ) ( 参考 単勝260円、馬連2490円、馬単3250円、3連複3460円 ) 【 再考 】 久々の的中をダービーで、しかも本線でというのが何よりも嬉しいのだが、いかんせん、2着同枠馬アドマイヤビッグが気になって枠での予想となったのが、まだまだ弱いところかもしれない。 ( 個人的には馬連、3連複も買ってはいたが ) 詳細は本文中にあるのだが、先週のオークス同様、外国産馬の出走しなかった3歳G1では1着枠、2着枠ともに「優先権なし」の馬が同居したことが、ここで大きな影響を与えたのだろう。もし、ここで何もなく、優先権馬が連対したら先週のオークスはなんだったのかということになってしまう。 |