●第49回 有馬記念(G1)●
12月26日中山9R 芝2500m、混合、定量、指定
12月24日更新
変更点 3連単発売
◎ |
09 タップダンスシチー |
57 佐藤哲 |
○ |
08 ダイタクバートラム |
57 武豊 |
▲ |
01 ゼンノロブロイ |
57 ペリエ |
△ |
04 コスモバルク |
55五十嵐冬 |
△ |
10 デルタブルース |
55 ボニヤ |
△ |
06 シルクフェイマス |
57 四位 |
【 過去3年経歴 】
回数 |
年、日程、条件 |
変更点 |
当日変更 |
1着馬名 |
46回 |
01年 5中8芝25、混、定、指 |
馬齢→定量、奉祝競走 |
枠連万馬券 |
マンハッタンカフェ |
47回 |
02年 5中8芝25、混、定、指 |
馬単・3連複発売 |
6R⇔7R |
シンボリクリスエス |
48回 |
03年 6中8芝25、混、定、指 |
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シンボリクリスエス |
49回 |
04年 5中8芝25、混、定、指 |
3連単発売 |
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【 考察 】
来年からは「国際化第3次計画」が実施されるが、有馬記念の国際化は再来年以降になっている。
そこで、古馬が出走可能な3連単馬券を発売するレースで、変更がないレース(今年の変更点が3連単発売のみで、当日の取消や施行順変更・規定変更なし、さらに来年の設計変更なしのレース)を探すと、実はエリザベス女王杯のみである。(設計だけならば、武蔵野S、中日新聞杯、鳴尾記念、阪神牝馬Sがあるが、この4つは来年1着賞金が減額されるので対象外、マイルCSは国際G1認定のため対象外)
サンプルであがったエリザベス女王杯は以下の結果であった。
レース名 |
連対馬 |
備考 |
賞金加算歴(過去1年間OP上) |
変更点等 |
エリザベス女王杯 |
1着 アドマイヤグルーヴ |
前年1着馬 |
マーメイドS1着(次年国際化) |
9R⇔10R |
2着 オースミハルカ |
前年出走 |
クイーンS1着 |
9R施行 |
府中牝馬S1着(次年国際化) |
6R⇔8R |
勝ったアドマイヤグルーヴは前年の同レース1着馬で、それ以降の加算歴は9Rと10Rの施行順を入れ替えたマーメイドSのみ。また、2着のオースミハルカも前年出走歴があり、それ以降は今年のクイーンS(はくぼ競走施行に伴い9R施行)と、当日の6Rと8Rを入れ替えた府中牝馬Sを連勝してきた。
勝ち馬に該当する条件ということで考えるならば、まず前年出走歴を持つG1馬で、今年になってからG1以外で賞金を加算した実績がある馬ということになるであろう。
該当する馬はゼンノロブロイ、タップダンスシチー、ツルマルボーイの3頭だが、ゼンノとツルマルにはG1しか勝ちがないので、残った唯一のG2勝ち歴を持つG1馬タップダンスシチーを国際戦&50周年戦限定というイメージを覆せないのだが狙ってみたい。
一方の相手馬には、人気を落とすであろうステイヤーズS勝ちのダイタクバートラムをあげる。
別に騎手がというわけではなく、この馬が今年になってから賞金を加算したレースはともに来年変更されることが確定している。また、エリザベスの連対馬が年内G1未連対で来年変更戦となるレースを勝っていることがあげられよう。他にはシルクフェイマスがいるが、ここでは、タップダンスシチーに◎を打ったのとは逆に50周年戦宝塚記念2着歴が邪魔をするとみたい。
ダイタクバートラム |
次年変更点 |
本年変更点 |
北九州記念(G3) 1着 |
次年はくぼ競走実施 |
|
ステイヤーズS(G2) 1着 |
次年国際化 |
3連単発売 |
直前加算が施行順変更というレースであった馬はいないはずなので、残った次年国際化されるレースでの賞金加算歴を今回は評価してダイタクバートラムを○に大抜擢したい。
残った13頭であるが、ゼンノロブロイには勝てば秋3連勝ということでボーナスが2億支給されるらしいが、これに該当した馬は平成12年のテイエムオペラオーのみであり、大記録にリーチがかかっている。しかしテイエムの勝った有馬記念はワイド馬券2年目であったが、賞金はこの年から13200万から18000万に増額され、さらには二度と行われない最後の「馬齢重量」での施行であった。
有馬記念には来年の施行変更はない。そこで、能力は最右翼でまともならちぎってしまうかもしれないが、ゼンノロブロイとテイエムオペラオーは同一ではないと考えて、今回は▲としたい。
あとは3歳馬であるが、50周年戦のサブタイトルがついたG1菊花賞を勝ったデルタブルース、道営の雄コスモバルクといった名前が挙がるが、ここではJC2着コスモバルクを上とする。
というのは、ダンスインザムードのマイルCS2着で3歳馬が進出を開始したが、ダンスは「50周年」天皇賞秋での2着歴があった。同じように50周年G1での2着歴どまりを評価したいのでコスモバルクを同じ△でも上位評価の4番手、デルタブルースを5番手の△とする。
最後には、宝塚記念2着歴と混合最終戦京都記念で賞金を加算しているシルクフェイマスをあげる。
【 買い目 】 馬連流しと○▲の馬連 計6点
【 結果 】
1着 ▲ 01ゼンノロブロイ 2着 ◎ 09タップダンスシチー 3着 △ 06シルクフェイマス
( 馬連 1240円 )( 参考:馬単1860円、3連複 5860円、3連単24760円 )
【 再考 】
個人的にはタップダンスシチーからの馬単をしこたま買い込んでいたし、それまでにポコポコと負けていたのでので、上位的中にもかかわらず、結果的には昼食と電車賃程度の浮きにしかならなかった。
おまけに3連複なんて実際は買ってない。しくしく・・・・・・(T_T)
勝ったゼンノロブロイだが、現時点では国際化第3次計画始動前の3連単発売戦を1頭に任せるために出走し勝ったとしか考えられないが、2着馬タップダンスシチーとあわせて50周年G1の勝ち馬で連対したという事実だけが残った。
やはり、一部の馬に任せきっているという発想はあっていたのだと思いたい。最初にピックアップした3頭のうち2頭が連対したので、今回は方針があっていたのだろう。
ツルマルボーイを無印としたのは、安田記念が非3連単戦だったが、50周年記念のサブタイトルも何もなかったレースだったことを嫌ったため。サンプルのエリザベスを見ると、ちょっと手は出せない馬だった。
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