●第12回 アーリントンカップ(G3)● 2月27日更新
    変更点 新馬券発売 基礎重量(55K→56K)
14 ワンダフルデイズ 57 幸 13 ゴールデンキャスト 56 武豊
11 ニシノシタン 56 吉田 01 オーゴンプリンス 56 池添

 買い目 4頭ボックス

【 考察 】
 クラシックに向けたトライアルシリーズが始まったが、次週からの馬齢戦とは違い、ここまでは別定戦で行われる。次週弥生賞から始まる定量戦オンパレードとは違ったものを求めているのであろう。(ちなみにこの後は、毎日杯、ファルコンS、ラジオたんぱ賞のみ別定、残りは馬齢戦)

 過去10年のこのレースを見ると、増量馬が最低1頭は連対している。サイレントディールがここへ回れば、きさらぎ賞増量組から考えても軸鉄板であったはずだが、登録すらしてくれなかった。ちなみに「1番人気、増量馬、武豊」の組み合わせは過去このレースでは3戦全勝(平均単勝配当152円)だが、今年は、騎乗馬が増量されないゴールデンキャストのためない。また、前走重賞で賞金を積み重ねた馬も今年はおらず、エコルプレイス、ワンダフルデイズの増量馬2頭はともに新馬→500万→オープンと順番に勝ちあがってきたものである。

 本年の同条件での重賞は、牝馬限定のクイーンCを抜くと4レース。連対馬は同じ特徴をもった馬で構成されている。

 シンザン記念 秋デビュー、新馬1戦勝ち
 京成杯     未勝利勝ち、500万未経験
 共同通信杯  夏デビュー、500万下勝ちあり、2勝以上
 きさらぎ賞   秋デビュー、新馬1戦、500万勝ちあり、2勝以上

 シンザン記念ときさらぎ賞は同じサイレントディールが連対馬となり、さらに枠連もともに揃い目だったが、時期が進めば進むほど、求められる条件もだんだんとアップしている。

 となると、今回はオープンのキャリアを求めてきても何らおかしくはない。
 重賞での加算馬が交流重賞2着の「マル地」オーゴンプリンス1頭なので、オープン加算のある、 エコルプレイス、ゴールデンキャスト、ニシノシタン、ワンダフルデイズの4頭ボックスであっさりと終わってしまうこともあるだろう。

 その中ではやはり新馬2戦→未勝利のエコルプレイスについては芝未勝利でもあり、評価を下げる。

 残り3頭を愚直にもボックスで買いたい。軸は10年連続増量馬連対中ということもあり、ワンダフルデイズ、残り2頭を相手としたい。なお、他の注目馬は北海道から転入初戦であり、唯一の重賞加算歴を持つオーゴンプリンスをあげる。


結果  3月2日更新
1着 -- 04ウインクリューガー 2着 -- 02エコルプレイス 3着 ▲ 11ニシノシタン
( ◎ 07ワンダフルデイズ 5着 )

【 再考 】
 切り捨てたはずの増量馬エコルプレイスに走られた時点で、考察は完全にあさっての方向へ。当日のレースが9Rと10Rを入れ替え、さらには新馬齢重量未経験のゴールデンキャストと組んだことが発表された時点で、いい予感はしなかった。その時点で7枠は「切り」だったかもしれない。

 ◎ワンダフルデイズも新馬齢重量未経験であり、次年の再現が難しいキャラクター(下参照)であったため、3歳56K経験馬が同枠として組み込まれることが必要になるとであったのだろう。それをしっかりと証明したのが2着枠の1枠(増量馬&56K加算馬と本年多発の「マル地」馬)ではなかったのだろうか。

 外ワンダフルデイズ 3歳 
新馬 馬齢53K 1着 2R設計→4R施行
500万 馬齢54K 1着 枠連揃い目
もみじS(OP) 別定56K 1着 8頭立
朝日杯FS(G1) 定量55K 5着 定量最終

 1着枠も前年からの完全据置戦を走ったことすらなく、1着馬ウインクリューガーは降着経験あり、1着同枠馬シーキングマイラブに到っては未勝利戦勝ちが「祝日」などというキャラクターの構成であった。少なくとも格上挑戦馬は今回不要と見ていただけに、全く手足の出ない結果となった。
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