●第8回 アンタレスステークス(G3)● 4月23日更新、24日修正 変更点 新馬券発売、ハンデ→別定
買い目 馬連流し 【 考察 】 昨年のシリウスSのあたりでも触れた気もするが、どうもこの時期の、このネーミングには首をかしげざるを得ない。いつまでこの名前でやるのだろう。特別のネーミングって、JRAは地名絡みのものには、ものすごく関心深いが、天体には関心がなさそうである。いっそのこと「金閣S」くらいのほうがいいのではないかと思うのだが……。さらに、日本国内のどこで、この4月終わりの時期に真夏の星座であるばずの「アンタレス」をきちんと見れるのだろうか?秋のシリウスSと同様、「ピークの3ヶ月前にやるのじゃ!!」といわれたら、「はいそうですか」としかいえませんけど。(ただ、こうなると、「プロキオン」はどうなるのだろうか?) そういう愚痴、ぼやきは放っておいて、本題に入ろう。 今年から、ハンデ戦をやめ、別定戦にかわった。ここから東海S、帝王賞という路線を歩ませたかったのかもしれないが、まず昨年以降のグレード別定戦(勝ったグレードで斤量加算)のレースでは、ダート重賞連対実績のある馬が必ず連対している。 資料 グレード別定戦 ダート重賞1着馬(馬単発売後)
また、高齢であるがやたら走りつづけるスマートボーイの過去1年間の戦歴を見る
前年で馬券に絡み、2年連続で出走したレースのうち、ハンデ最終戦であった昨年のアンタレスS以外は連対枠に絡んでいる。前年1着馬ハギノハイグレイドが出走しない以上、同じ馬をひたすら使い込んでいる現状を回収するのには最適ではないか? また、今回、突如G3初出走となったゴールドアリュールについては、毎日杯でユートピアを連下に押さえたときと同様、検疫までしたのに出走できなかった馬への救済策をとってくることも十分に考えられる。勝手に回避したイーグルカフェとの違いをみせることがあっても何も驚かない。 やはり、現状としては同じ馬を手を変え、品を変え、使い込んでいる。スマートボーイの2着に入り、穴をあけたようにも見えるクーリンガー(平安S2着)、ワンモアマイライン(マーチS2着)も前年の重賞で2着歴があった。今回は登録馬を見る限り、上がり馬が多数出走しているが、ここまでの流れと同様に、重賞連対実績のある馬でまとめてくるのではないだろうか。 そこで、今回は重賞連対実績のない馬にはすべて退いてもらう。 軸には大人気となりそうだが、ドバイ問題のリセットを早期にする必要があろうゴールドアリュールを抜擢する。相手には、重賞2着までのビワシンセイキを含め、2着歴のある馬が多いことから、マーチS2着のワンモアマイライン、平安S2着のクーリンガーを上位としたい。フェブラリーSの枠連コピーはありうる発想なので、イーグルカフェを4番手、さらにはスマートボーイ、ブラウンシャトレー、大穴でノムラリュウオーをあげる。 結果 4月28日更新 1着 ◎ 09ゴールドアリュール 2着 △ 04イーグルカフェ 3着 -- 02ディーエスサンダー ( 馬連 660円 ) 【 再考 】 レースとしては、「能力の違い」がまざまざと出たレースで、ゴールドアリュールがぶっちぎってしまった。8馬身差となると平地ダートではそうもお目にかかれまい。 実際は4角をまわってからは2着争いであったが、フェブラリーSの枠連をコピーするかのような、そしてG1馬の底力を見せつけるような、いかにも「グレード別定戦」らしい結末であった。そうでなければ、イーグルカフェが外から鬼脚で追い込んでくることはできなかったのではないだろうか。 ユートピアが毎日杯2着であった時点で、ドバイ問題のリセットをさせるためにゴールドアリュールが初戦で走ることは読めていたが、同枠のゲイリーエクシード(新馬券戦未経験)を組んできたことで、いかにも、現代競馬らしい(非新馬券戦しか経験していない馬の同枠は以外に多く来ている)決着であったのではなかろうか。 |