●第39回 中日新聞杯(G3)● 
    12月13日中京11R 芝1800m、父内国産、別定、特指

    12月12日更新
    変更点 なし
14 マイネルソロモン  54 村田 11 マイソールサウンド 58 本田
05 カナハラドラゴン 56 池添 16 スターイレブン 54 幸

 買い目 枠連ボックス 計6点

【 考察 】
 これまでは、父内国産重賞といえば、カブトヤマ記念、愛知杯と中日新聞杯の3レースあったが、来年からの番組改定にともない、来年以降も父内国産として残る唯一の重賞となった。

 となれば、最終戦となった愛知杯の勝ち馬カゼニフカレテや2着馬エイシンハリマオーが来てしまうと、来年はどうなるのだろうかと、行き先に不安を感じてしまう。

 そのため、この2頭をはじめとする最終戦や次年変更戦絡みの加算経歴を持つ馬を割り引いて考えたい。こういった場合にもっとも手っ取り早いのが3歳馬の起用である。馬によっては重賞初挑戦という馬もおり、こういったフレッシュなキャリアが今後の指針の一つとして起用されてもおかしくはないと思っているので、今回は3歳馬の枠を中心にしたい。
 事実、このレースでも取消は2頭あったが、昨年は3歳馬が1着から3着を独占した。

 そこで今回であるが、重賞になると全くといっていいほど出番のないマイネルソロモンを軸に抜擢したい。同枠マイティスピードも前走1600万負けで重賞未経験(経験してたら教えてください)でもあり、細かい増量規定も含めて、今まで重賞で走ってきましたという馬ではない新しいキャリアの馬に出番があり、今までの重賞とは違うひょっこりと現れて勝ってしまうという父内国産独特のスタイルを守りつづけていくのではないだろうかと考えたい。

 相手には前年(出走取消)1着馬のマイソールサウンドをあげる。前年の取消戦勝ちが気にはなるが、それ以上に同枠のフローラS勝ち馬シンコールビーの存在が気になる。混合化初年のフローラSをいきなり勝ってしまったあと、鳴かず飛ばずではあるが、ここへ出走する意義が何かを見定めてみたい。

 さらには、代替中山の白富士S勝ちが気になるがカナハラドラゴンをあげる。これも同枠の3歳馬ニシノシタンが古馬対抗戦となると全く出番がないこと、さらには、カナハラ自身がOP特別勝ちのあとに1600万下を勝つという荒業をやってのけていることでOP勝ちのキャリアを実質的には帳消しにしていると捕らえることもできるであろう。

 最後に、OPどころか1600万下すら経験のない3歳セン馬(これで出てくるのがかなり珍しい)スターイレブンをあげたい。同枠馬がえらく古典的な馬(失礼!)だったので、今回は評価を下げたが、ワイド初年の勝ち馬トウショウアンドレ的なところもあるので、押さえたい。

 馬券的には、今回は3歳馬の枠をボックスで押さえたい。

【 結果 】
1着 -- 07プリサイスマシーン 2着 -- 08カンファーベスト 3着 △ 16スターイレブン
( ◎ 14マイネルソロモン 9着 )

【 再考 】
 3歳馬を起用しなければ、枠連のゾロ目とか、出走取消を出すとか、競走除外を生み出すとかいろいろな手が考えられたが、その通りの結果となった。
 ただし、そこまで考えることは現状ではできないが、あるなら逆(カンファーベストを勝たせる)と考えていたので、その誤差は大きい。

 施行順を入れ替えた朝日CCの勝ち馬を2着として、前走でようやくOP特別を勝ち上がったばかりの馬を勝たせることで、同じ馬を起用するための例外措置(枠のゾロ目や出走取消)で初重賞を飾らせるなんてことが、3連単発売までは続くかもしれない。
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