●第77回 中山記念(G2)● 2月27日更新
     変更点 新馬券発売 4歳馬基礎重量(56K→57K)
09 バランスオブゲーム 57 田中勝 02 ローエングリン 57 後藤
07 ラスカルスズカ 57 中舘 11 トウカイポイント 58 蛯名

 買い目 ◎単複と枠連流し 計5点

【 考察 】
 記念すべき(?)揃い目開催を迎えた。直近の揃い目開催は1月の44回AJCCであったが、代替G2加算とG1出走のあるマグナーテンがあっさりと逃げきったレースでもあった。

 5000万ごと1K増の別定規定も共有している以上、同じようなことがおきると考えてもいいのではないだろうか。

 同じようなキャリアといえば、クラシック全てに出走し、昨年の弥生賞(定量最終)、セントライト記念(代替新潟、定量最終)を勝ったバランスオブゲームがあげられよう。引っかかる点は彼に古馬対戦歴と同重量加算歴がないことがあげられる。それならば古馬対戦歴がある、NZT勝ちのタイキリオン、スプリングS2着のテレグノシスの方がいいかもしれないが、春秋それぞれでG1へ向かう切符を手に入れたことを評価したい。

 相手には、最近同じ馬を続けて起用することも多いので、東京新聞杯組からローエングリンをあげ、この組を大本線としたいが、気になる馬は昨年このレース出走後、沈黙を保ちつづけた(ただ単にパンクしていただけだが)ラスカルスズカをあげたい。

 昨年1着馬トウカイポイントだが、唯一の増量馬という点が気になるもののG1を勝ったキャリアがここでどう扱われるかを見てみたい。先行G2AJCCが皐月賞2着のタイガーカフェをあっさり見捨てたように、今回も最高でも同枠馬どまりかもしれないが、一応押さえる。

 また、AJCC2着のグラスエイコウオーはOP特別での連対はあったものの重賞での連対実績は持っていなかった。その点からみると、上がり馬としてはカンファーベスト、デュランダルというところがでてきてもいいかもしれないが条件歴を持っていることが気にかかる。


結果  3月2日更新
1着 ○ 02ローエングリン 2着 ◎ 09バランスオブゲーム 3着 -- 05ダイワジアン
( 複勝270円 枠連340円 馬連740円 )

【 再考 】 
 ビデオでパドックからレースを見たが、プラス24Kの馬体重でさらに、ややうるさいところを見せつつも、◎バランスオブゲームは約束通り(?)2着を取った。

 同枠テレグノシス、1着馬ローエングリンとともに春秋(宝塚記念は夏季番組だが……)G1出走歴を見せつけたというところだろう。個人的には3着ダイワジアンのおかげで複勝がよくついたので、少ない配当だがプラス収支に持ちこめたのは大きい。

 同じ馬を続けて起用という観点は、毎日王冠→AJCCのマグナーテン、AR共和国杯→日経新春杯のコイントス、鳴尾記念→京都記念のイブキガバメント、中日新聞杯→京都記念のマイソールサウンドなどで明らかになっているので、今回の「中山」東京新聞杯2着馬ローエングリンと「新潟」セントライト記念1着馬バランスオブゲームの組み合わせも同様ではないか。

 あがり馬のデュランダルはいいところがなかったが、やはり条件歴が邪魔をしたということであろう。そして、故障発生、競走能力喪失となったトウカイポイントだが、同枠をデュランダルと組んだこと、前年マイルCS勝ちのキャリアでここへ出てきたことがマイナスに作用したのだろうか?

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