●第37回 報知杯フィリーズレビュー(G2)● 3月13日更新 変更点 新馬券発売 定量54K→馬齢54K
買い目 ◎単複と◎同枠馬複勝、枠連流しの8点 【 考察 】 今週の東西でのトライアル(このレースとアネモネS)で大方、桜花賞の出走メンバーが読めるであろうが、チューリップ賞と同じ形での結論となってしまうと、何のためにグレードまで変えたトライアルを施行するのかがわからない。そのため、見方が違えば「即サヨーナラー」となるが、今回はチューリップ賞とは別の枠組から現れる馬を重視したい。 そのチューリップ賞は1着枠(オースミハルカ&シーイズトウショウ)で夏季出走&加算歴、牝馬限定戦加算歴、全クラス(新馬、500万、オープン、重賞)出走歴を求め、2着枠(スティルインラブ&ナムラキャサリン)では対極的な秋以降デビュー、重賞未経験、新重量加算歴を求めた。 となると、言い方は悪いが、残り物探しとなる。 チューリップ賞で連対枠入りした4頭には、「未勝利戦出走」「重賞1着歴」がない。 となると、未勝利戦1着→小倉2歳S1着のメイプルロードはうってつけのキャラクターではないだろうか。 「定量最終 第22回小倉2歳S」1着馬の起用という点は奇策に映るかもしれないが、牝馬限定戦連対歴がない点もチューリップ賞組とは対の位置にあると考えてもらえればいいであろう。また、オークスの外国産馬一部開放に伴い、TRフローラSが今年から混合化される。来年はJRA国際化5ヶ年計画の最終として桜花賞の開放が決まっており、TRも当然混合化されるであろうから、最終戦加算キャリアは不問としたい。 一応相手には、新馬勝ち後、きっちりとオープンを負けつづけたデュアルストーリー、「カク地」の身分で出走した500万を勝ったモンパルナス、500万歴はないが、前回クイーンCで◎としたホワイトカーニバル、「マル地」ヘイセイピカイチを上位評価したい。新馬券未発売時の新馬勝ち→夏季2歳重賞連対とキャラクターのかぶるトーホウアスカ、ワナはそれぞれ最高でも押さえまで、騎手人気しそうなヤマカツリリーに関しては、中途半端な500万出走歴を嫌い、今回は「来たら御免」としたい。 結果 3月18日更新 1着 -- 07ヤマカツリリー 2着 ▲ 02モンパルナス 3着 -- 03レイナワルツ ( ◎ メイプルロード 不出走 ) 本年28戦目で初の本命不出走。ただし、「重賞1着歴」も「未勝利戦出走」もない、実質チューリップ賞の焼き直しとなったことは残念。チューリップ賞の2着枠には夏季出走歴や500万下加算歴がなかったことがあるだろうが、そこまでやるとただの共通点探しになってしまうので、それでは解析を行う意味も薄れてしまうのではないか。 |