●第128回 天皇賞(秋)(G1)●
      11月2日東京11R 芝2000m、牡牝、定量、指定

      10月30日更新
      変更点 中山→東京
11 アグネスデジタル 58 四位 07 ツルマルボーイ 58 横山典
05 ローエングリン 58 後藤 15 トーホウシデン 58 蛯名
10 ファストタテヤマ 58 安田 -- --

 買い目 馬連5頭ボックス 計10点

【 考察 】
 来年からセン馬の出走も許されるため、今年は「牡牝」定義で施行される最後の天皇賞秋になるらしいが、本題に帰って分析を始めたい。
 まず、このレースでは、昨年2着のナリタトップロード以外、過去10年間で58K未連対の馬は連対していない。
 馬連万馬券配当となった平成10年(1着オフサイドトラップ)、11年(1着スペシャルウィーク)でも、連対馬は過去1年間に58Kでレースに出走し、賞金を積み増した経験があった。(ちなみに昨年は1着枠の2頭ともあった)

 昨年が中山代替開催で、1着馬が今年も出走しているシンボリクリスエスだが、3歳馬(56K)であったが青葉賞勝ちで定量56K加算歴を持っていた。今年の出走馬18頭を見ると58K加算歴を有する馬は5頭(5.7.10.11.15) となる。
 
 今年であるが、東京へ舞い戻ったにもかかわらず、カク地トライアルとされているオールカマー、毎日王冠、京都大賞典の1着馬の出走はなし、それどころか、京都大賞典組は登録すらない。本来はその3走のうち、58K加算を持った勝ち馬が来たら狙おうと考えていたが、そういった馬が見当たらない。(枠発表まではバランスオブゲームを本命としていました)そこで、今回であるが、前述5頭から、唯一58KG1勝ちのあるアグネスデジタルを本命としたい。同枠馬カンファーベストも取消戦新潟記念2着、レース順入れ替え日の朝日CC勝ちなどのキャリアがあるので、ウマイ形に同枠化されたと見たい。

 ちなみに、3歳馬、牝馬、カク地TR勝ち馬を排除した今年の形は、今年までは同じ馬を起用しつづけて新しい馬を出さないで空洞化するという方針の表れではないかと考えている。

 そのため、○に昨年のこのレース1着同枠馬ツルマルボーイ、その後はフランス直行ローテという再現する馬はほぼいないであろうキャリアを持つローエングリン、毎日王冠出走組が同居した7枠から大昔の菊花賞2着馬であり、2000mOP特別加算歴(昔はこの枠がよくきてた)を有するトーホウシデン、定量最終の菊花賞2着馬ファストタテヤマの順で前述された5頭をあげたい。

 なお、前年1着馬シンボリクリスエスが連対枠に入るのならば、おそらく来年から天皇賞はセン馬も出れるだろう。それくらいの枠状況となった。前走未連対の馬で来ているのは平成11年の1、2着馬以来いないが、その年の天皇賞は来年から外国産馬への門戸開放を控えた年でもあった。同様のことがいえるのならばシンボリのもう一丁という手もありうるだろう。そして、2着にはツルマルかもしれない。(昨年の1着現物と1着同枠馬)
 
 買い目の点数は多くなったが、人気馬のシンボリとエイシンを切っているので10倍を切ることはなく、来たら元は余裕で取れると考えているので、この5頭を安直にボックスで買ってみたい。

 枠としては気になるのが4枠。先週勝った橋口厩舎の馬が同枠配置され(そのとなりのロサードも)、さらに前年1着同枠となったツルマルボーイは馬番まで同じ。 妙に気になるけど、ロサードではなくてモノポライザーということを嫌って今回は評価を下げた。


【 結果 】
1着 -- 18シンボリクリスエス 2着 ○ 07ツルマルボーイ 3着 -- 04テンザンセイザ
( ◎ 11アグネスデジタル 17着 )

【 再考 】
 シンボリクリスエスが連覇という形となったが、「牡牝」最終らしく、そして私の予想らしく、途中に見事に答えが書いてある(赤字部分 枠連710円だけ押さえで取ったが、もちろん赤字収支)が自分は実質的には買っていない。
 中山代替、そして牡牝最終の天皇賞秋をそれぞれ回収したシンボリクリスエスであるが、今後はどのような道をどう通るのかが注目であり、最近はヒシミラクルを始めとして、G1を3勝後に消えるというルートを
辿るのならば、今年いっぱいで引退ということになっても何らおかしくはないだろう。
 (ちなみにそうならば、このあとの2戦を「歩く」ことになるが、なぜ44回の宝塚記念を歩いたのかがよくわかっていないです。)

 2着馬ツルマルボーイに関しても、本文最後で述べた通り。前年1着同枠、宝塚2着という実績がここで効いたのだろう。
このページ最上段へ  トップページへ