●第33回 高松宮記念(G1)● 3月28日更新
      変更点 新馬券発売
02 ショウナンカンプ 57 藤田 11 エコーエディ 57 ヴァルデ
09 ディスターピングザピース 57 武豊 13 ネイティヴハート 57 石崎隆
× 18 サニングデール 57 福永  

 買い目 ◎から馬連と○▲△の枠連ボックス 計7点

【 考察 】
 今回、史上初と思うのだが、外国馬、地方馬合わせたフルキャストで施行される。JCダートがあるではないかというかもしれないが、JCダートに関しては、公営馬は地方競馬全国協会(違っていたら教えてください)の推薦さえあれば枠をもらえる。しかし、今回ネイティヴハートはトライアル扱いのオーシャンSを勝ち、堂々とこのレースにやってくる。公営馬がトライアルで優先権を得て参戦するのは桜花賞、オークス、エリザベスのライデンリーダーと菊花賞のベッスルキングしか知らない。

 そのライデンリーダーは、当時の報知杯4歳牝馬特別(現フィリーズレビュー)を勝ち、桜花賞に挑んだが、その桜花賞は「第55回、京都施行」の桜花賞(1着ワンダーパフューム、2着ダンスパートナー)。連対枠から落とされてしまった。あと、ライデンの他のレースとベッスルキングはトライアルで勝たないで挑んだため、今回はそこまでの検討はしない。

 ちなみに、過去2年オーシャンS1着馬の枠が勝っていることもあり、今回もネイティヴハートの枠には注意を払いたい。

 高松宮記念が国際化されてからは、過去1年間にオープン上、芝1200mで賞金を加算した馬が連対している。となると、過去1年間はダート戦しか走っていない米国馬2頭も外す対象となるが、初めて外国馬がやってきたときは連対している例や、G1、G2で連対している実績、それに直前の外国馬参戦G1ジャパンCが外国馬どうしの決着(22回、中山施行)でもあり、今回は両馬ともに注目したい。

 残った日本馬ということになるが、TR阪急杯で連対した人気2頭を拾わざるを得ないだろう。阪急杯までは、ここ1年のスプリント路線をビリーヴに一任するという考えかたもあったが、阪急杯の惨敗でここをとる権利を失ったとみて無印とした。その一方で、ショウナンカンプに2年連続で任せるという考えかたがあってもいいと思う。

 相手は先述した同厩舎、同馬主の外国馬2頭とネイティヴ、JRA勢では、他にこれといった魅力を感じる馬がいないのだが、阪急杯のコピーがありうるサニングデールを入れたい。穴人気確実のテイエムサウスポーはこの秋のスプリンターズS本命馬候補としてあげているが、シルクロードS直行の実績はここでは不要とみて無印としたい。


結果 3月31日更新
1着 -- 01ビリーヴ 2着 × 18サニングデール 3着 -- 15リキアイタイカン
( ◎ 02ショウナンカンプ 7着(1着同枠) )

 アグネスソニック、カフェボストニアン、テイエムサンデー、ビリーヴといった人気馬を捨て、中穴狙いの予想を書いたつもりだったが、枠を見て呆然。テイエムサンデー以外の外した人気馬が全部同枠馬。しかも1枠にここを回収できると一応は考えたG1馬の同居を見た時点で、ショウナンから馬連のフォーカスを枠連に変更したうえで(配当は320円)、「JRA勢全滅」以外の高配当はないという見解に至った。ひそかに全滅で馬連万馬券決着を期待したが、ド本命で終わった時点で、狙った自分の考え方のまずさを知ることにつながった。

 前年1着馬という資質を重視したが、「新潟」スプリンターズS1着馬と、「2着同着」CBC賞の勝ち馬が連対し、枠では阪急杯の結果と同じ。言い訳がましくなってしまうが、ショウナンカンプを軸とした以上、配当的には手を広げることはできない。

 外国馬だが、邦訳が「平和をかき乱す」という現状世界にピッタリの米国馬ディスターピングザピースは、1年間実質何もしていないキーゴールドと同枠を組んだ時点で大きな期待をしたが、2頭とも出番なし。エコーエディはカフェボストニアンと組んだ時点で不安大。どっちかが、公営馬ネイティヴハートと同枠を組み、非JRA馬の枠構成があると期待したのが浅はかであった。やはり、ここでは考察でもあげた芝1200連対実績は必要であったということだろう。
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