●第8回 秋華賞(G1)●
     10月19日京都11R 芝2000m、3歳、牝、混合、馬齢、指定

     10月17日更新
     変更点 定量→馬齢
14 ヤマカツリリー 55 安藤 03 オースミハルカ 55 川島
16 ベストアルバム 55 渡辺 17 スティルインラブ 55 幸
10 アドマイヤグルーヴ 55 武豊 -- --

 買い目 馬連 14→3.10.16.17 3→10.16.17 と枠連8-8の計8点

【 考察 】
 3歳牝馬の馬齢55K化に伴い、これまでの「定量55K」表記から「馬齢」にかわって施行される。
 このレースは、「牝、混合」という施行条件である以上、この条件での賞金加算が必ずといっていいほど求められており、この条件で加算したことのある馬は出走馬中、下記の10頭になる。

 1.2歳時…… オースミハルカ、ピースオブワールド、ヤマカツリリー

 2.3歳オークスまで…… スティルインラブ、チューニー、トーセンリリー(2)、マイネサマンサ

 3.3歳オークス以降…… アドマイヤグルーヴ、オースミハルカ、ベストアルバム、ヤマカツリリー、
                 ヤマニンスフィアー、レンドフェリーチェ
 注:(2)は2着加算のみ。

 過去7回のレースを見ると、加算馬がバラバラの枠となった平成11年(1着:ブゼンキャンドル、2着:クロックワーク)を除いては、条件3を持ち、かつ1、2の条件のどちらかを満たしている枠にいる馬が必ず連対している。

  馬名 2歳時 3歳オークスまで オークス以降
平成14年
枠連6−8 馬単発売、外枠発走あり
1着 ファインモーション     ローズS
同枠 オースミコスモ 赤松賞   紫苑S
2着 サクラヴィクトリア     ローズS 2着
同枠 ブルーリッジリバー りんどう賞
フェアリーS2着
   
平成13年
枠連1−5
2着 ローズバド     ローズS 2着
同枠 サクセスストレイン フェアリーS2着 クイーンC1着  
平成12年
枠連2−7 ワイド発売
1着 ティコティコタック     大倉山特別1着
同枠 グランパドドゥ   忘れな草賞1着  
平成10年 枠連7−4
1着 ファレノプシス   エルフィンS1着 ローズS 1着
平成09年 枠連5−8
2着 キョウエイマーチ   エルフィンS1着 ローズS 1着
平成08年 枠連7−6 第1回
1着 ファビラスラフィン      
同枠 ヒシナタリー   フラワーC1着 ローズS1着
2着 エリモシック      
同枠 シーズグレイス  萩S1着
フェアリーS2着
  ローズS2着

 そこで今回を見てみると、枠では2.5.7.8があてはまる。さらには、「牝馬、混合」の条件下のもと、2種類の時期で賞金を加算した馬は2頭いる。03オースミハルカ14ヤマカツリリー であるが、トライアルでもあるローズSでの加算実績を買って、 14ヤマカツリリー を◎とする。
 相手にはもちろん同条件を満たすが、秋華賞と同様に馬齢に変わったローズS不出走を嫌って評価を一段階下げた 03オースミハルカ をあげる。
 この2頭ならばどちらがきてもおかしくないと考えているので、それぞれから馬券を組みたい。
 
 なお、その他の馬であるが、オークス前後の同条件での増量歴を持つ枠を考えたい。
 
 3枠はレマーズガールがJRA以外で賞金を加算しているが、交流重賞での実績を今回はないものとして考えたいのではずすと、残りは人気馬の入った5枠と8枠になる。

 その中では、条件戦で「牝、混合」加算歴を持つ 16ベストアルバム を3番手、その同枠に配置された 17スティルインラブ を4番手としたい。あとは5枠であるが、代替中山のクイーンC勝ちや取消オークス2着の 09チューニー よりは、同様に馬齢化したローズSを勝った 10アドマイヤグルーヴ をあげたい。



【 結果 】
1着 △ 17スティルインラブ 2着 △ 10アドマイヤグルーヴ 3着 ◎ 14ヤマカツリリー

【 再考 】
 スティルインラブが17年ぶりの牝馬3冠を達成した。このことについては素直に素晴らしいこととして扱いたい。
 予想は見事なまでの軸3着。やや穴を狙った見方をしたので、やむを得ないし、スティルが3冠をとるなら枠連5-8か8-8しかないと見ていたので、この結果もある意味納得している。
 (配当としても、何点も買ったら赤になりますしねぇ……)

 終わってから分かったことだが、枠順配置は「お見事」というしかない。
 
5 9 チューニー オークス2着
10 アドマイヤグルーヴ(2着) ローズS1着
8 16 ベストアルバム ローズS3着
17 スティルインラブ(1着) オークス1着
18 タイムウィルテル 紫苑S1着

 オークス連対馬と、TR優先権獲得馬で枠を構成し、実際にオークス2着馬が秋華賞2着同枠となっている。「非外国産出走」最終の桜花賞、「取消」ありのオークスを勝ったスティルインラブにとって、ここで勝つためにはこのような枠配置しかできなかったのかもしれない。
 ただ、これを読みきれというのも、正直なところ難解である。
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