●第37回 スプリンターズステークス(G1)●
     10月5日中山11R 芝1200m、国際、定量、指定

     10月2日更新
     変更点 新潟→中山 
11 ビリーヴ 55 安藤 06 レディブロンド 55 柴田善
01 テンシノキセキ 55 横山典 15 イルバチオ 55 後藤
13 アドマイヤマックス 57 武豊 -- --

 買い目 ◎から馬連流しと馬単2着流しの計8点

【 考察 】
 秋のG1がここからスタートするが、今回の焦点は「新潟」スプリンターズSと「第33回」高松宮記念を勝ったビリーヴの出番の有無ではなかろうか。

 本来ならば、昨年の代替開催から正規に復帰するということで即刻無印としたいところだが、今年は別の意味で変更が入った。当日の9R(外房特別)と10R(ニューマーケットC)が頭数の関係で施行順を入れ替えている。設計順とおりで行われ、かつ取消等がなく、枠連の同枠決着がないならば、ビリーヴなどの人気馬を無印とする予定だったが、この条件によって、人気馬総崩れが期待できなくなった。

 下記資料を見てもらえるとわかるのだが、基礎設計は違うとはいえ、ワイド馬券発売後は連対馬のうちの1頭は前走から重量が軽くなっている。減量馬はビリーヴと条件上がりで連闘になるレディブロンドの2頭のみ。

回数、着順 馬名 前走 重量変動
33回(平成11年) ワイド発売、この年まで12月施行
2着 アグネスワールド CBC賞1着 59K→57K
34回(平成12年) 単勝万馬券、4回中山に変更
2着 アグネスワールド ジュライC(仏)1着 59.5K→57K
35回(平成13年)
1着 トロットスター 安田記念14着 58K→57K
36回(平成14年) 新潟施行、馬単、3連複発売
2着 アドマイヤコジーン 安田記念1着 58K→57K

 能力からいえば、レディブロンドも遜色ないだろう。ただし、重賞未経験で、準OP勝ちから即G1通用というほど戦歴は甘くない。そこで今回は過去1年間の全走をOPクラスで過ごしたビリーヴを上位としたい。

 一方の相手馬だが、前述のレディブロンドを筆頭にあげる。1000万下を勝っているにもかかわらず、500万下に出走できるという形で出走する馬は、今後、そうたくさんは現れないだろう。そういった変則的な戦歴を持つ馬をここでは起用するとみたい。

 3番手評価にセントウルS勝ちのテンシノキセキ、4番手にアイビスSD勝ちのイルバチオと両TR(公営馬優先権あり)勝ち馬をあげる。テンシノキセキは昨年冬のCBC賞2着同着、イルバチオは準OP卒業が記念競走というキャリアを遅まきながら生かせると考えるからだ。

  最後にここまで手を広げると回収率に問題があるのであまりやりたくないのだが、昨年の「新潟」セントライト記念2着、「祝日」の京阪杯3着と何か変わったときに馬券対象となるアドマイヤマックスをあげる。この馬に関しては前々走の関屋記念1着同枠がどう響くかが読めないので一応の押さえとしたい。
 
 なお、馬券であるが、通常の馬連とともに回収率のUPを狙ってビリーヴの2着流しの馬単もあげたい。
 

【 結果 】
1着 -- 08デュランダル 2着 ◎ 11ビリーヴ 3着 △ 13アドマイヤマックス

【 再考 】
 回収率のアップを狙ったビリーヴ2着狙いという戦略はあたっていたが、2着から5着までの4頭は全て出ているが、いかんせん頭がいない。
 確かに、デュランダルを入れるという手は2走前の「77回」中山記念2着同枠歴がある以上、考えてもよかったかもしれない。あと、1600万下卒業が、代替中山の同距離1200m白秋Sという、今年は変更される競走で、さらに1000万下の卒業は今年存在しないムーンライトHであったこともあげられよう。ただし、そこまでやってしまうと、範囲がとんでもなく膨大になってしまうこと、さらには同枠馬カルストンライトオの意義がつかめなかったこともあげられる。

 2着馬ビリーヴについては、本文中にあげたのでここでは省略させていただきたい。
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