●第63回 桜花賞(G1)● 4月10日更新 変更点 新馬券発売
買い目 枠連 1、5、6のボックスと5−7、4−4 計5点 馬連 9から1、 【 考察 】 のこのこと予想していたら、あっという間に枠順が発表されていたので、今回はそれを加味した予想になる。となると、今回は「枠が出る前の予想だから……」などという言い訳はできないのがつらいところだ。 そんなことはさておいて、本題に入る。 来年の桜花賞から、JRAの国際化計画に基づいた外国産馬への開放が行われることが確定している。つまり、最後の内国産馬限定の桜花賞となる。 新馬券発売もあり、変更点が多いので、切り口を間違えたら、即「サヨ〜ナ〜ラ〜」となるが、分析してみる。 まず、ダービー、菊花賞から順におこわなれてきたが、翌年に外国産馬一部開放を控えた年のクラシック連対馬を下にまとめた。
見てわかる点は2つ。 1つは、トーホウシデン、アグネスタキオン以外は別定戦勝ちの実績があること。 もう1つは、昨年のオークス以外、「TR出走→権利なし」は不要だったこと。 まず、1つ目の別定戦勝ちを求めてみると、内から、04チューニー、06オカノハーモニー、09スティルインラブ、12チアズメッセージ、15マイネヌーヴェルのわずか5頭。この中で、04チューニー、15マイネヌーヴェルの重賞勝ち関東馬2頭にはTR出走歴がない。 もう1つの点であるが、その前に、ダービーと菊花賞はその年から「ワイド馬券」を発売している。桜花賞も今年から「馬単、3連複」を発売するということで状況は似ている。となると、新馬券発売前年戦となった昨年のオークスとは事例が違うと考えたい。 さらに、桜花賞そのものが京都施行の95年を除いては、前走TR1番人気が1頭は連対している。となれば、残るのはチューリップ賞1番人気2着の、09スティルインラブ。今回はここを軸とする。 次に相手馬を選別する作業がある。 ワイド馬券発売後は前走3着馬の枠がよく連対したり、3着の座席を確保していたが、昨年秋以降も結構多い。 公営馬トライアルのあるG1に出走したTR3着馬
記憶に新しいところでは、仏ドラール賞3着→JC1着のイーグルカフェ、JC3着→有馬記念1着のシンボリクリスエス、平安S3着→フェブラリー1着同枠のマイネルブライアンなどがあるが、TRのないレースのため割愛する。なお、前後に例がまだないのが500万3着→阪神JF2着のヤマカツリリー。 何だ、半分も来ていないではないかという無かれ。出馬表が残っていれば見てもらいたいが、秋華賞、高松宮記念は同じレースでの2着馬が同枠配置されていた。さらに3着馬が出走しながら、ここに記載しなかったマイルCSと菊花賞のマイネルアムンゼンの枠は同じレースの1〜3着馬が本番G1で見事なまでに同枠配置されていた。 そこで前走TR3着馬を探すと、該当馬は、01レイナワルツ、12チアズメッセージの2頭。両馬の入った1枠と6枠には注目したい。ちなみに3着馬が同居した1枠(前走、非TR3着のメイプルロードが入ったことが意味を成すか?)が上位、チューリップ賞優先権馬が同居した6枠を3番手とする。 なお、フィリーズレビュー連対馬が同居した4枠だが、TR連対馬を枠連ゾロ目の形でそのまま持ってくる可能性は無いともいえず、さらに、かの「世界平和」パンク後の3歳牝馬路線を阪神JF2着馬ヤマカツリリーに引き継いだという発想もありうるので、枠連4−4だけを押さえにして、それ以外は配当的妙味も薄いので買わない。 最後に、人気確実の全勝馬アドマイヤグルーヴだが、「TR未経験」、「別定歴なし」ならばまだしも、「牝馬限定戦未出走」というとんでもない戦歴を携えてここに来る。本来ならば「ケシ」予定だったが、枠順をみてTR優先権なしが3頭同居の枠に入ったこともあり、一応の押さえとする。 結果 4月13日更新 1着 ◎ 09スティルインラブ 2着 -- 13シーイズトウショウ 3着 △ 14アドマイヤグルーヴ ( ▲ 02メイプルロード 出走取消 ) ( 枠連 5−7 560円 ) 【 再考 & 言い訳 】 まず、▲02メイプルロードが取消となったことについてであるが、本文でも触れた通り、来年からの国際化プログラムの関係上、内国産馬限定最終戦となることが決まっているので、起きても別にかまわないという視点で予想していたのだが、よりによって最大の穴馬と期待していた馬が取り消すとは……。これは、前走非トライアル3着馬を起用するという発想が否定されたことにもつながり、若干の迷いがあったことは事実。 見事に予想をくつがえされた格好だが、◎が勝ったことと、4枠が消えたことで一応、満足。 でも、部分的な予想しかあっていないことが悩みの種。ピースオブワールドの故障リタイア後はヤマカツリリーではなく、ファンタジーS2着→チューリップ賞1着同枠のシーイズトウショウが引き継いだとはあまり考えられない。非TR優先権馬で組んだ枠として3枠、7枠があるが、2頭とも別定加算歴のある3枠よりは加算歴のない馬もいた7枠を重視したところだけマルというところか? ただし、牝馬戦経験なしのアドマイヤグルーヴが示唆しているものがあったとも考えている。 |