●第20回 フェブラリーステークス(G1)● 2月20日更新
    変更点 東京ダ1600→中山ダ1800
          新馬券発売、4歳馬重量(57K→56K)
14 エイシンプレストン 57 福永 16 アドマイヤドン 56 藤田
05 ゴールドアリュール 56 武豊 07 イーグルカフェ 57 デムーロ
02 カネツフルーヴ 57 中舘  

 買い目 ◎単複が本線。馬連は上位4頭ボックス

 昨年のJCダートから始まった「代替開催、距離変更G1」もようやく(3戦目だが)終わりを迎える。

 これまでの変更戦2戦(JCダート、JC)はともに前走が外国での出走馬(イーグルカフェ、ファルブラヴ)が勝ったが、同じ手を使うのならば、前走「香港」で走ったエイシンプレストン1頭だけなので、昨年のアグネスデジタルと同様の流れで出走する彼にも出番があるのかもしれない。

 先日、「アグネスデジタルは芝の天皇賞を勝って、さらにここも勝ってしまった、サプライズやで……」というような意味合いのラジオCMを聞いたが、サイン読みを主とする馬券戦術を取る人ならば、JCDの時にアグネスをイーグルカフェと、そしてここをエイシンプレストンと書き換えることができる(すべて芝G1勝ちあり)ので、意外にもエイシンプレストンは人気になるかもしれない。

 一応、穴を狙って、今回はこの単複を勝ってみたい。オッズとしては単勝が15倍程度、複勝でも3から4倍はつくと考えている。

 さて、そんなことは放っておいて本題だが、JCDを勝ったイーグルカフェは、過去1年内に芝重賞勝ちあり、ダート出走あり&ダート加算歴なしというキャリアを持っていた。昨年のバックナンバーを見ていただければわかるが、同枠ダブルハピネスの影響が多分にあったといえよう。

 また、JC、JCDともG1出走歴(JCD1着イーグルカフェ以外は勝ち歴)が連対馬にある。また、JCD1着同枠のダブルハピネスは前走、同競馬場同距離の武蔵野S1着馬。それなりの戦歴を持っていない馬では、このG1の連対枠に入ることは無理ということがいえるのではないだろうか。

 さらに、今回は過去1年間のダートG1を勝った馬が計4頭出走するが、ここ2年間のフェブラリーSでは、この条件を満たす馬が連対馬となっている。先日のJCDを勝ったイーグルカフェ、JCを勝ったファルブラヴもG1馬であり、今回はここを勝ったらG1「初制覇」となる馬は勝馬にはなれないとみたい。

 となると、穴人気しそうなハギノハイグレイドやビワシンセイキなどは消えてしまうことになる。

 順位付けだが、今回が中山で行われる以上、前年と施行条件を変えたJBCクラシック(大井→盛岡)を勝ったアドマイヤドンを評価せざるを得ないだろう。その後にゴールドアリュール、イーグルカフェ、カネツフルーヴという順位付けで4頭のG1馬を素直に上位評価したい。

 しかし、この組み合わせにエイシンを加えた馬連5頭ボックス10点買いでは一部、回収しきれない組み合わせが存在するので、オッズ次第で組み合わせを考えたい。


結果 2月23日追加
1着 ▲ 05ゴールドアリュール 2着 -- 08ビワシンセイキ 3着 △ 07イーグルカフェ
( ◎ エイシンプレストン 着外 )

 穴狙いのやや無謀な予想であることはわかっていたが、発表された枠には、同枠馬にダート重賞での加算歴がない準OP上がりのディーエスサンダーが入ったことを知った時点で、◎エイシンプレストンは勝つか惨敗で同枠馬とか3着馬などの中途半端はないと判断。同様にエイキューガッツと組んだ△カネツフルーヴも可能性は低いと考えた。この時点で2頭は事実上、終わっていたのかもしれない。

 通年OPで、重賞出走歴のある馬が同居し、当日も人気となった3、4、8枠で決まるのではないだろうかと考えてしまった。ブラウザにアップしなかったが、当日は配当は安いが、上位4頭の枠連ボックスと、間違ったことが起きてもいいように印の5頭を3連複ボックスで買い、枠連660円のみ的中で、3連複は「お約束」の1、3、4着。結果的にあっていたのはエイシンのおおまかな単勝オッズ(16倍程度)だけに終わった。

 勝ち馬ゴールドアリュールは前述の通り、G1馬のキャリアでここもまとめた。2着馬ビワシンセイキに印を入れると、一応は6頭までと自分で決めている印の数が多くなりすぎて、ハギノハイグレイドやリージェントブラフまで考える必要が生じてしまうので軽視したが、代替G1のここを東京大賞典のコピーとなる1、2着でまとめ、さらに2着同枠に同じ代替G1:JCD1着馬を持ってきたこの結果を見ると、なんとなく納得できてしまう。

 エイシンプレストンの可能性に賭けるよりも、3歳時に交流G1を3勝したが、JRAG1のタイトルを持つことのなかったゴールドアリュールが最優秀ダート馬となった時点で、ここを回収することで、タイトル奪取が早計ではなかったということを証明すると考えたほうがよかったのだろう。

 レース後、気になったことは、8枠2頭の惨敗ぶり。なぜG1馬2頭が同居して全く出番がなかったのかを考える必要がある。いつかはわからないが、解析が終了し、文章として明確化できたらアップしたい。
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