●第55回 朝日杯チューチュリティステークス(G1)●
     12月14日中山11R 芝1600m、2歳、牡セン、馬齢、指定

     12月12日更新
     変更点 定量→馬齢(来年 牡セン→牡牝)
01 コスモサンビーム 55 バルジュ 15 メイショウボーラー 55 ペリエ
16 スズカマンボ 55 上村 11 フサイチホクトセイ 55 田中勝
13 マイネルゼスト 55 吉田 08 フォーカルポイント 55 横山典

 買い目 ◎の単複、馬連流し、○−▲の馬連 計8点

【 考察 】
 第55回という節目の開催であると同時に、重量規定が馬齢重量に復活し、最後の「牡セン」施行となった。「牡セン」限定の朝日杯FS連対馬が来年のクラシックを走り回ると、その次の年以降が混乱してしまうので、いわゆる最終戦を持っていってもらったほうが今後のためにもありがたいということになるのではないだろうか。

 ただ、ネックとなるのは新馬券の発売である。「3連単」発売までを1頭の馬に集約させるということが十分に考えられるので、その点も踏まえて見ておく必要があろう。

 過去2年間限定であった「定量55K」施行時代は、1着に京都2歳Sの勝ち馬を起用し、2着には札幌2歳Sの勝ち馬(秋番組未出走)を起用した。今年の出走馬を見ると、その1着候補であったはずの京都2歳Sの勝ち馬の名前はない。辛うじて札幌2歳S勝ち馬モエレエスポワールの名前があるだけだ。

 また、その2年間には決してなかったのが500万下勝ちと秋重賞での賞金加算である。今年は昨年までとは違うとみて、この2点に着目してみたい。

 まず、500万下勝ちがあるのは11フサイチホクトセイと13マイネルゼストである。この2頭には重賞加算歴はない。一方、秋番組での重賞加算歴があるのは1コスモサンビーム、2アポインテッドデイ、6グレイトジャーニー、8フォーカルポイント、15メイショウボーラーの5頭である。

 ここからはまず、グレイトジャーニーを外したい。理由は同枠配置されたダイワバンディットが昨年までの典型的な2着型(夏番組重賞勝ち、秋未出走)のためである。出馬表で気になるのは京王杯2歳S連対馬が同居した1枠であり、勝ち馬のコスモサンビームである。

 2頭とも、着目したい500万下勝ちはないが、同枠となったアポインテッドデイに500万経験があるということ、さらに夏秋両方で賞金を加算しているという点が昨年までにはないこともあり、新しいキャリアともなるコスモサンビームを今回は本命馬としたい。

 相手には夏秋2種類の番組で賞金を加算した8枠2頭だが、印は重賞勝ちのあるメイショウボーラーを上にする。4番手以降に500万勝ちのあるフサイチホクトセイ、マイネルゼスト、最後に秋デビューが揃った4枠から重賞連対のあるフォーカルポイントをあげたい。
 

【 結果 】
1着 ◎ 01コスモサンビーム 2着 ○ 15メイショウボーラー 3着 -- 02アポインテッドデイ
( 単勝 1130円、複勝 240円、馬連 990円 )

【 再考 】
 久々の本線的中。
 勝ち馬コスモサンビーム、2着馬メイショウボーラー、3着(1着同枠)馬アポインテッドデイ の3頭はいずれも秋重賞での賞金加算馬。さらに連対馬は夏秋両方の番組での賞金加算があった。
 さらに勝ち馬には56Kの加算歴まであったことから考えてみると、増量での勝ちクラ、秋番組、重賞での賞金加算歴を問うていたのであろう。
 
 ただし、京都2歳Sの勝ち馬が登録すらさせてもらえなかったという事実が何を意味しているのかは、今後のためにも見ておく必要があるのではないだろうか。

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