●第48回 有馬記念(G1)●
     12月28日中山9R 芝2500m、混合、定量、指定

     12月27日更新
     変更点 なし
08 ザッツザプレンティ 55 安藤 03 リンカーン 55 武豊
12 シンボリクリスエス 57 ペリエ 01 ツルマルボーイ 57 横山典

 買い目 単複08、馬連4頭ボックスの計8点

【 考察 】
 まずは、新馬券2年目となった今年の古馬秋G1をまとめてみたい。
レース 馬名 G1連対 その他重賞 当日変更等
スプS 1着 デュランダル 4 (未) (未) 3歳なし
9R⇔10R
前年新潟
2着 ビリーヴ F5 スプS
高松宮
函スプ
センS
天皇賞秋 1着 シンボリクリスエス 4 天皇秋
有馬記
(未出走) 3歳なし
牝馬なし
前年中山
2着 ツルマルボーイ 5 宝塚記2 金鯱賞2
エリザベス 1着 アドマイヤグルーヴ F3 秋華賞2 ローズS 9R⇔10R
連対枠全3歳
2着 スティルインラブ F3 桜花賞
優駿牝
秋華賞
チュー2
マイルCS 1着 デュランダル 4 スプリ (未) 祝日
2着 ファインモーション F4   クイS2
JCダート 1着 フリートストリートダンサー 5 (外国馬)   枠連ゾロ目
前年中山
2着 アドマイヤドン 4 南部杯 エルムS
JC 1着 タップダンスシチー 6 有馬記2 京都大
金鯱賞
前年中山
FG拡大
2着 ザッツザプレンティ 3 菊花賞  

 この結果にないことだが、実は枠連ゾロ目(3−3)でかつ、次年に日程変更を控えるJCダート以外は全レースで3歳馬(不出走の2レースは4歳馬)が連対枠に絡んでいる。(マイルCS 1着同枠トゥスール)
 ということは、この1年間、特に秋のG1の流れを受け継ぐのならば、3歳馬の枠に注意するべしということなのだろう。3歳馬は2ゼンノロブロイ、3リンカーン、7チャクラ、8ザッツザプレンティと4頭おり、さらに古馬と同枠配置された馬がいない。これが何を意味するのだろうか。一方、このレースには牝馬の出走がないが、昨年からの変更もない。これが秋G1初めてであるが、来年に3連単を控えた競走であることも触れておきたい。

 長々ととりとめのないことを書いてしまったが、来年(秋から?)から3連単発売となれば、新馬券前と後という形でのずれが生まれてくるであろう。
 
 そこで今回は、「また」ということになるが、新馬券、変更戦前年のレースで連対を続けるザッツザプレンティを軸としたい。同枠のチャクラとともに、古馬相手に賞金を加算した3歳馬が同居したことは何か意味があるのではないだろうか。

 相手筆頭であるが、ザッツが勝った菊花賞の2着馬リンカーンをあげたい。ガセかもしれないが、非3連単時代は来年夏まで続くといわれている。ゼンノロブロイは確かに秋番組の神戸新聞杯を勝ったが、それよりも、ダービーまではOP特別を走って、頑なに重賞出走を拒みつづけたキャリアがここでも生かされると見たい。

  一方の古馬であるが、JCを大差で勝った前年2着馬タップダンスシチーは、前年のこのレース以後記念競走と国際戦しか出走しておらず、ここでは出番がないというイメージがある。
 それならば、前年1着馬シンボリクリスエスの方に着目したい。同枠馬が非3連複時代にもG1を勝ったアグネスデジタルになったことには不満があるが、古馬相手で負けたレースは国際競走のJC、宝塚記念という戦歴がタップダンスと全く逆であり、混合施行のこのレースでは向いていると判断したい。また、非3連単時代をヒシミラクルとこの馬でまとめてしまうという手段も考えられるであろう。
 
 あとは、古馬で58K加算歴を持つツルマルボーイをあげたい。シンボリと組んで天皇賞のコピーなどという話はあってもなんらおかしくはないと考えている。
 
 馬券としてはザッツザプレンティの単複を含め、この4頭の絡みでまとめたい。


【 結果 】
1着 ▲ 12シンボリクリスエス 2着 ○ 03リンカーン 3着 -- 02ゼンノロブロイ
( ◎ 08ザッツザプレンティ 11着 )
( 馬連 1290円 )

【 再考 】
 一頭、後ろから突付かれて暴走し、自滅した馬がいたが、△のツルマルボーイも4着なので結果的には満足している。
 非3連単の時代をシンボリがまとめたということだろう。そして、審議の時点でアウトを覚悟していたが、重賞加算実績が菊花賞だけのリンカーンがそのまま2着に残り、ダービー2着のゼンノロブロイが3着までだったということは、やはり来年以降の3連単導入に向けては、ゼンノロブロイを繰上げできなかった事情(ダービーは来年も非3連単、菊花賞、有馬記念は3連単導入の予定)があったからかもしれない。来年以降3連単導入の前のレースをまとめる馬が必要だったということだろう。

 タップダンスシチーに関しては本文で述べた通り国際限定馬かもしれない。また、ザッツザプレンティはJCを経由したことが、JCでは必要であり、有馬では不要な馬という意味合いだったのかもしれない。
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