●第116回 農林水産省賞典目黒記念(G2)●
昨年のホットシークレット、一昨年のステイゴールドと有馬記念に出走し、1.5周回って馬場掃除(?)をした馬を1着にしている。ハンデ戦でよく見られるが、強いメンバーとあたって玉砕し、少しメンバーの劣るところで快走する典型的なパターンであったが、まず、この手が通用するかどうかを見てみたい。 前年の有馬記念出走組は、05トウカイオーザと13ホットシークレットの2頭。 過去3年を見て・・・・・・その1 2年前(1着ステイゴールド)、3年前(1着ローゼンカバリー)は、1年間すべてオープンで出走しているが、その目黒記念はともにサブタイトル(ハンガリーフェスティバル開催記念やフランスギャロ賞)がついていた。今年はついていないことから考えてみると、同じような通年オープンのキャリアはいらないのではないか? 通年オープン歴の馬は02ローズバド、04クラフトマンシップ、07レディパステル、13ホットシークレット、17マチカネキンノホシの5頭。 また、昨年1着馬で本年も出走している13ホットシークレットには条件歴がある。 過去3年を見て・・・・・・その2 この3年間の1着馬はハンデが前走と同斤量。 本年は、03チカラダユウキ、06ロードフォレスター、07レディパステル、08フサイチランハート、15ケイエムチェーサーと5頭いるが、そのうちのフサイチ以外の4頭は前走メトロポリタンS。となると、1頭しか該当しないメトロポリタンS以外のフサイチランハート(前走ダイヤモンドS2着)があってもいいのではないか? この2点から考えて、今回は通年OPではなく、1600万加算や1000万下経験のキャリアが問われてもいいのではないか? 結論 08フサイチランハート → 06ロードフォレスター、09セイコーサンデー、16アクティブバイオの3点と枠連ゾロ目になる07レディパステルを含めた4点と、フサイチの単複を考えてみたい。 結果と再考 1着 -- 14トシザブイ 2着 △ 16アクティブバイオ 3着 ○ 09セイコーサンデー ( ◎ 08フサイチランハート 着外 ) 人気の一角であった、ローズバドとトウカイオーザを切ったところまでは正解。しかし本命フサイチランハートは、ゴールではなく、ゲートで豪快に(?)立ち上がり、目立ってしまいました。 どうやら目立つところが完全に違っていたようです。 同じ「農林水産省賞典」 のタイトルがついているレースで加算していたマチカネキンノホシの枠から、天皇賞出走馬のいる枠へ流せばすんなりと取れていたのですが、その考え方はそう簡単にできるものではありません。ただし同じようなことがこのあとの農林水産省賞典レースである安田記念や愛知杯でおきるかどうかは再検討します。 |