●第38回 農林水産省賞典 福島記念(G3)●
買い目は、上記3頭の複勝と枠連ボックス ハンデ戦らしく、過去10年で前走から増量された馬は97年(第33回)1着馬のテイエムオオアラシしかいない。のこりの連対馬19頭はすべて前走から据置か減量されている。となると、前走から増量されるウインブレイズ、ニシノハナグルマには厳しいかもしれない。 また、例年人気になり、そしてコケて荒れる原因となる天皇賞帰りの馬の連対も10年で計4回のみで、そのうち3回は「新潟」施行の珍妙な条件時。さらにはハンデ頭の連対も厳しく、10年間でわずか1頭。しかもこれも「新潟」施行時のみ。つまり今回は福島で施行される以上、ハンデ頭、天皇賞帰りの連対は厳しいだろう。 ハンデ頭はトーホウシデンだが、次週京阪杯が目標で回避濃厚。2番手はウインブレイズ、グラスエイコウオー、タヤスメドウ、トラストファイヤー、ロードクロノスと5頭。さらには天皇賞帰りはゴーステディ、トラストファイヤー、トーホウシデンと3頭。これらの馬が直接連対することは枠連のゾロ目にならない限り、ないであろう。 また、前年の連対馬サイレントセイバー、ミヤギロドリゴがともに登録をしている。実は今年の芝重賞で前年連対馬が揃って出走したケースは、阪神大賞典とクイーンSのわずか2例のみだが、どちらかが必ず連対しているという変わったデータもある。 前年波乱を呼んだ連対馬の2頭を押すわけではないが、このデータを生かしてみたい。 さらに、ハンデ戦らしく、条件から一気に重賞勝ちなどということも起こり得るが、同条件の農林水産省賞典、特指、ハンデ、G3のレース(函館、小倉、新潟の各記念)を見ると、今年は1000万条件で芝2000mを勝っていることが求められ、さらには同枠馬が過去1年間条件を知らないということが求められているようだ。 細かく全馬を見たわけではないのでなんともいえないが、あてはまるホワットアリーズンにも注目したい。タイチルドレンも2走前に福島で勝っているが、前走条件負けは今年の農林水産省G3では来ていないので評価を下げる。 そこで今回は、ホワットアリーズンに注目する。おそらくフルゲートになりそうなので、同枠馬が何か楽しみだが、過去1年に条件を知らない馬と組むことを期待して、ここから馬券を買ってみたい。 結果 1着 -- 10ウインブレイズ 2着 -- 13アンクルスーパー 3着 -- 16バンブーマリアッチ 天皇賞帰りが消えるというところは合っていましたが、まさかトップハンデ(5頭もいた)が連対するとは思ってませんでしたし、福島ローカルをウインブレイズに任せるという発想もなかった。来年、これらは大変更でも起こすのだろうか?。最後の過去1年に条件を知らない馬と組むと書きましたが、1着同枠のオースミブライトがあてはまります。マイルCSと同様でそこだけあってても困ってしまうのですが、大きく間違った解釈をしていないだけ、よしとします。 |