見上げた先にあるのは、今にも泣き出しそうな空。
そんな中、タカジョー・ゼットはただひとりの人物だけを待っていた。
彼が唯一認める絶対的存在。
大魔王ルシファーを…。
悪夢のような光景。
大天使たちとの戦いの最中、ルシファーは味方の裏切りにあい、
幽閉される事になる。
タカジョー・ゼットもまた、ディープホールへと堕とされた。
神聖な炎に包まれるルシファーを目の当たりにしたゼット。
まさに悪夢だった。
ただひとつの希望。
それが奪われるのを見ていながら何も出来ない自分を呪った。
彼の中に激しい憎悪の念だけが残る。
そして、何年かかろうと、ルシファーを救い出すことを誓った。
たとえ、それが歪んだ感情なのだとしても…。
降り出した雨の中、ゼットはつかのまの安らぎを感じた。
その魂を導くのは信じる心。
その身体が灰になって燃えつきようともゼットは待ちつづける。
身体を流れる血がいばらにまみれても
唯一汚れる事のない想い。
親愛なる堕天使(リュシフェル)。
天が再び舞い降りるその日までずっと…。
順調に暴走しつづけるオリジナル。
大好きだっ!!(笑)
イメソンはラルクの「いばらの涙」
ルシタカ…というか高城さんソング…。
2001.10.19 UP