「どうしてお前が…」
 高い岩の上に立つ、見覚えのある人影。
こんな形の再会は誰も望んでなどいなかったのに…。


「ありがとう。助かったよゼット」
「勘違いしてもらっちゃ困るな。僕は別に君たちを助けたわけじゃない。
 ただこんなところで死んでもらっちゃ困るだけだよ」
「ゼット…?」
「まだ死ぬなよ刹那。君が死んだらつまらなくなる」


「なあゼット。俺たちの仲間になってくれないか?」
「…ふっ、冗談だろ?馴れ合いなんてゴメンだね」
「でもお前、何度も俺たちを助けてくれたじゃないか」
「ゼット…」
「僕は…仲間なんていらない…」


「どういうことなんだゼット…?」
「どういうも何も見たまんまだよ。
 これからは僕がこの世界の王になる。ただそれだけだよ」
「………」
「何て顔してるのさ。そんなに驚く事じゃないだろ?」
「お前が敵になったなんて…俺は信じない…」
「前にも言っただろ?僕は君たちとは…君とは違うんだ…」
「…ゼット…」
「さよなら、だよ。刹那…」


 一度すれ違ってしまった道は二度と交わる事はないのだろうか。
いつも近くに感じていた背中が今は一番遠い…。

…あんなに一緒だったのに。


かなりひさしぶりの小説です;
しかしなんか中途半端な感じがして嫌ですね…。
ゲームとアニメが混じったような感じになってます。
今回のイメソン、ガ●ダムですがこの曲初めて聴いた時、
思い浮かんだのってタカセツなんですよ。
というか高城さんかな。
今では立派なタカセツソングとして私のストックに入ってます(笑)