離れてみて初めてわかるものがあるという。
だけど離れて失われるものもある。
この想いとは裏腹に、確実に失われていくものがあるのは事実で。
いつかはこの想いも薄れてゆくのだろうか…。
何かを望むわけじゃない。
ただ…同じ時間を過ごしたいだけだったのに。
「刹那、お前は自分の思うように生きればいいのだよ」
自分の立場など気にせず、信じた道を行け、と父は言った。
「自分の信じる道…」
それは他でもない、刹那自身が決める道。
「あなたと同じ道を選びたい…」
そう言ったらさぞ驚くだろう。
この人は、純粋な人だから…。
ひとつだけ言えることがある。
ラグナロクを決定したのは父の意思ではなく、
自分の意思であるということ。
こうして今、離れているのも自分の意思であるということ。
自分たちは近づきすぎてはいけないということ。
近くにいたら想いを止められなくなるということ。
それをお互いが気づいてしまったこと…。
お互いを守るために離れた。
誰よりも大切な人のために…。
ラグナロク後のルシセツ。
また刹那が悩んでます…。じらし好きですね、私。
もうルシセツにおいては、勝手気ままにやらせて頂いてますので
興味のある方だけどうぞ。(やさぐれ…?)
ルシセツは精神的なのが好きなんですよ…。
だからある意味、セツルシなのかも。
…こういうのって年いかないとわからないと言われましたが…
そうなのかもしれません。
2002.7.4 UP