何が本当で何が嘘なのかわからない。
真実が見えない。
この世界が、すべてが。
だけどいちばんわからないのは自分の心。

彼は同志だった。
同じ目的を持ち、そのために道を切り開いてきた。
戦友と言ってもいいのかもしれない。
私には彼が必要だった。仲間として。
だが、今はそれだけでないように思う。
こんなに気持ちが揺らぐのは彼がそばにいないからだろうか。
出会ってからずっと近くにいた存在。
それが彼だった。
こんなに離れているのは初めてだった。
いつのまにかそばにいることがあたりまえになっていたというのか。
だが本当は気付いていたのかもしれない。
彼がただのパートナーでなくなっていることに。
理性が、立場が妨げとなっていたことを。
まるで深い霧の中にいるかのように。

いつか見届けられるだろうか。
まだ見ぬ我らの夢の行方を。
願わくばその先も共に。
すべてが幻想だというのならそれでもいい。
それが運命だというのなら受け入れよう。
ただそこに残るのは一握りの真実。
それはきっと知らなかった何か。
生きてきた証しがそこにある。


真紅けろ太さんのリク(444)
「ルシタカ」 ブラボーです。
瀬戸の裏カップリングです。
ルシ様にぶちんなのでなかなか気付かない…
ああ、もうじれったい愛!(T−BOLAN…?)
イメソンはラルクの「fate」です。
2001.9.13 UP