果てしなく続く長い道。
その先には何があるというのだろう。
降り注ぐこの蒼い月光だけが答えを知っている。
いつだっただろう。
彼との間に決定的な違いを見出したのは。
同じ魂を有し、生を受けた私の半身。
明けの明星。
光に属する私と、闇に属する彼。
誰も知らない、本当の姿を。
光にふさわしいのは彼の方だということを。
神はきっとお許しにならないだろう。
この背徳的な感情を。
本当に裁かれるべきなのはこの世界ではなく、
私自身なのかもしれない。
違う道を選んだあの時から歪んでしまった時間。
決して交わる事のない道。
誰よりも近かった存在は、手の届かないものになった。
それを私はきっと知っていたのだろう。
それでも彼と同じ道は選べなかった。
すべての終わりと始まりのこのときに、この想いを解き放とう。
白く輝く、光に満ちたこの地で。
ここで私は新たなる世界の始まりを見ることになるだろう。
彼の望んだこととは違うものになってしまったけれど。
後悔はない。
そしていつか訪れる再会のときを待つ。
その時もまた同じ道を通る事になるのだろうか。
いつの日にか見失った心は繰り返す。
忘れ去られた罪を。
すべての源の原罪を。
瓦礫の上に築いた楽園で…。
幕は、あがった。
ベビビさんのリク(222)
「ミカルシ」 最初、どうしようかと思いましたよ。
でもなんとか形になったのでヨシ。
いっぱいいっぱいですけど。
イメソンはラルクの「forbidden lover」
ミカルシっぽいと思うですよ。