有馬記念(GT)  中山 芝2500m

<能書き>
冬のお祭り。

何も考えなかったらディープインパクトで間違いない。菊花賞にはただただ驚かされた。道中は掛かり通しでも上がり33.3秒という怪物ぶりを発揮。スピード、スタミナ共に他馬とのレベルが違うのは明白。恐らくハイペースになればなるほど競馬はしやすく、突き抜ける可能性は高い。タップダンスシチーの後ろで競馬すれば不利なんて考える必要なく圧勝すると思われる。

展開はというと。

タップダンスシチー@哲三の強気の逃げ宣言が発せられたことでハイペースは確実。ジャパンカップのような超ハイペースになるかはコスモバルク次第であり、ビッグゴールド、コイントス程度ではタップダンスシチーに絡むこともできまい。コスモバルクが競ればペースはジャパンカップに準じたものになると思われる。さぁどうする五十嵐?

気持ち良く逃げさせれば勝ち負けできるお爺ちゃんであり、少なくともペリエはタップダンスシチーの強さを知っている。そのために昨年のゼンノロブロイではまさかの番手競馬。恐らく、デルタブルース@ペリエは早めに仕掛けてタップダンスシチーを潰しに掛かるはず。ステイヤーズSで騎乗した印象から、スタミナ無問題と思っているはずであり、またデルタブルースの菊花賞を知っているなら早めに仕掛けてもバテないタイプであることを認識しているはず。

ということで4角から急流になることは間違いない。それ以前にハイラップの継続レースになっているかもしれないけど。。。スタミナ重視ということで。もちろん、それでも4角先頭集団有利という有馬記念の定説は守られるはず。
◎:Mリンカーン
○:Eディープインパクト
▲:Nデルタブルース
△:Hタップダンスシチー
△:Jオペラシチー
本命リンカーン?初めての本命。ハイペースの底力勝負向きなのはこれまでの実績から明らかで、実は小回りの方が得意というサンデーサイレンス×トニービンとしては特異なタイプ。鞍上ノリがどういう競馬をするかというと、菊花賞でのアドマイヤジャパンと同じ走りをすると想定。タップダンスシチーの番手での競馬だ。ディープインパクトに最接近したのは弥生賞@ノリであり、勝てると思われたのも菊花賞@ノリだった。アドマイヤジャパンよりも数段高い底力があり、スタミナもあるリンカーンならばタップダンスシチーの作る展開の上で怪物ディープインパクトを倒すことが可能と考えているはず。

相手はディープインパクト。特に理由は必要なし。

3番手にデルタブルース。スタミナ重視ということで。前走ステイヤーズSが悪い方に出れば、位置取りが後ろ過ぎることになるかもしれない。それでもペリエなのでそれなりの格好は付けるはず。岩田に乗って欲しかったのは正直なところ。

抑えに2頭。

タップダンスシチー。ハッスルするお爺ちゃん。楽しい競馬をありがとう。ゆっくり休んでおくれ。

オペラシチー。距離不足で明らかに叩き台だった京阪杯でレース調教。先行できる脚質でフレッシュな4歳馬。距離はほぼベストの2500m。中山2500mなんてローカルコースじゃんということで中舘はプラス材料。総合力が問われた目黒記念で完勝。タップダンスシチーの流れは好き。
<買い目>
[ 馬連 ]  E−M  2,000円

[ 馬単 ]  M→E  800円
[ 馬単 ]  M→HJN  200円×3
[ 馬単 ]  HJN→M  100円×3

[ 3連複 ]  EM−HJN  700円×3
[ 3連複 ]  BOX(EHJMN)  100円×10

[ 3連単 ]  M→E→HJN  200円×3
[ 3連単 ]  E→M→HJN  200円×3
<結果>
晴・良
馬名 性年 斤量 騎手 着差 人気
1 ・・ Iハーツクライ 牡4 57 ルメール 2.31.9 4 サンデーサイレンス
2 Eディープインパクト 牡3 55 武豊 1/2 1 サンデーサイレンス
3 Mリンカーン 牡5 57 横山典 1-1/4 6 サンデーサイレンス
4 ・・ Cコスモバルク 牡4 57 五十嵐冬 1-1/4 10 ザグレブ
5 ・・ Lコイントス 牡7 57 北村宏 1/2 16 サンデーサイレンス
ラップ:7.0-11.4-11.7-12.1-12.9-13.0-12.2-11.8-12.0-12.3-12.0-11.4-12.1
馬連 750円  馬単 3,320円  3連複 2,970円  3連単 30,500円

はずれ。

ハーツクライでっか。ルメールをノリがやると思ってたのに。14番枠が多少影響したかな。コスモバルクは普通に流れに乗ってたようで、一旦流れが落ち着いてしまった。タップダンスシチー@哲三は思惑通りの競馬ができたと思われる。

1着ハーツクライ。道中はまさかの3番手での競馬。外国人騎手は攻めるね。攻めなあかんよ。これからのお付き合いが難しい。日本人が騎乗したらどういう競馬をするのやら。結局あれか。今年の宝塚記念は相当にハイレベルだったってこっちゃ。

2着ディープインパクト。まぁこんなもんか。負けを見て泣いている輩の気がしれん。馬券獲って泣いているんなら分からん気もしなくはないけど。負けても年度代表馬はディープインパクトかな。実はシーザリオの方が強かったりして。

3着リンカーン。道中緩んでしまったのが痛かった。冒頭の通り、ルメールのポジションで競馬をしてほしかったが、枠が災いして道中は中団で外外を回るしかなかった。4角では最内を突き損ね思うように伸びずに3着。来年からの取捨が難しい。基本はスタミナレースで買えばいいんだけど。

3連敗で2005年を終了。結局回収率は100%に到達できなかった・・・。
【 2005年12月競馬 】