<能書き>
ガツンと当てちゃいたいね。
基本的にエリザベス女王杯はスローペースの瞬発力勝負。今年のメンツを見ても、ハイペースで逃げそうな馬はおらず、オースミハルカのマイペースの逃げが濃厚。ということで、今年のエリザベス女王杯も面白くないレースになりそうだ。メンツは揃っているが、能力比較は割と容易。
まずは世代レベルから。助かることに、3〜5歳の3世代のみ。
3歳馬:
2000m以上はシーザリオの1強。2000m以下では、これにラインクラフトを加えた構図。牡馬、牝馬ともに1頭のみ強いというだけで世代レベルは低い。
4歳馬:
牝馬レベルはここ数年で最上位。阪神JF、桜花賞、オークス、秋華賞の牝馬GTで全て勝ち馬が違うことが、レベルが拮抗していることを意味する。そのレベルが高いか、低いか。ダンスインザムードの秋天/マイルCSでの好走、スイープトウショウの安田記念/宝塚記念での好走、ウイングレット、ヤマニンアラバスタの古馬重賞での活躍、ヘヴンリーロマンスを底力ラップで封じたレクレドール。ということで、世代レベルは相当高い。展開次第で着順が大きく入れ替わるのが厄介だが、展開さえ決め打てば、結論は容易な世代でもある。
5歳馬:
スティルインラブがパワーと才能で3冠を奪取したが、上位馬はハイレベル。エリザベス女王杯を2連覇中のアドマイヤグルーヴ、絶頂期のファインモーションを封じたオースミハルカ、秋天を制したヘヴンリーロマンス。
ということで、4歳>5歳>>3歳の世代レベルということになる。3歳馬に出番は無い。エアメサイア?お客さんですな。話にならん。俺に言わせれば、ウイングレットと同レベル。逆に言えば、ウイングレットの人気薄は信じられないということ。
◎:Gスイープトウショウ
○:Kヤマニンアラバスタ
▲:Bアドマイヤグルーヴ
△:@オースミハルカ
×:Nウイングレット
×:Qベストアルバム
今度こそ、スイープトウショウ。休み明け2戦ともに関東遠征で見えない披露が心配だが、宝塚記念で一線級の牡馬を抑えた能力は本物。頼むよ、池添。マイルCSの勝ちは99%手中に収めているからって、適当に乗ろうなんて思わないでね。能力は図抜けている。ドスローになれば、中団で競馬すればいいだけの話。中団で競馬できることは、宝塚記念で証明済み。
相手はヤマニンアラバスタ。ここ3戦は完封勝ち。フラワーC、紫苑Sでのパフォーマンスを見る限り、サウスポーではない。問題は輸送だけ。展開は不問。
3番手はアドマイヤグルーヴ。騎手が変わっただけで、エアメサイアとの人気差がこんなに離れるものかね。実力は明らかにアドマイヤグルーヴの方が上。今年は、大阪杯、金鯱賞と古馬GU戦で4着しており去年と変わらない結果を残している。GTでの大敗を無視すれば、対抗評価が妥当。鞍上が武豊なら馬連1点勝負だったが、上村が微妙。しかし、上村も神戸新聞杯ではシックスセンスできっちり仕事をしており、馬そのものの実力を抑える騎手ではない。牝馬は好調期で積極的に買うべきであり、その点からヤマニンアラバスタの方を上に取っただけの話。
オースミハルカが馬連の抑え。前走の府中牝馬Sでは自信満々の本命だったが、3着。最後の4→3ハロンのラップタイム12.1→11.1が無茶だろう。マイペースに競馬できれば去年の再現。
3着候補に2頭。
ウイングレット。実力的にはエアメサイアと同等以上の評価。あまりに人気がないので抑える。
ベストアルバム。スローなら33秒台の脚を繰り出す。若干外差しの馬場であり、枠は気にならない。ナリタトップロードの追悼に渡辺が激走してくれないものか。
<買い目>
[ 馬連 ] G−K 2,500円
[ 馬連 ] B−G 1,000円
[ 馬連 ] @−G 800円
[ 3連複 ] BGK 2,000円
[ 3連複 ] @GK 600円
[ 3連複 ] @BG 400円
[ 3連複 ] @BK 300円
[ 3連複 ] GK−NQ 100円×2
[ 3連複 ] BG−NQ 100円×2
<結果>
曇・良 |
着 |
印 |
馬名 |
性年 |
斤量 |
騎手 |
着差 |
人気 |
父 |
1 |
◎ |
Gスイープトウショウ |
牝4 |
56 |
池添 |
2.12.5 |
2 |
エンドスウィープ |
2 |
△ |
@オースミハルカ |
牝5 |
56 |
川島 |
1/2 |
5 |
フサイチコンコルド |
3 |
▲ |
Bアドマイヤグルーヴ |
牝5 |
56 |
上村 |
2-1/2 |
4 |
サンデーサイレンス |
4 |
・・ |
Mヤマニンシュクル |
牝4 |
56 |
四位 |
3/4 |
8 |
トウカイテイオー |
5 |
・・ |
Jエアメサイア |
牝3 |
54 |
武豊 |
クビ |
1 |
サンデーサイレンス |
ラップ:12.3-10.9-11.9-12.4-12.5-12.5-13.3-12.0-11.5-11.1-12.1 |
馬連 1,650円 3連複 4,180円 |
的中!
くそー、完全に買い方間違えた。というか、ヤマニンアラバスタ(8着)を信頼しすぎた。攻めすぎたせいで、勝ちが減った。気持ち的には4頭の競馬で、その中の3頭で決着。3連複を中心に平滑して買うべきだったか。今日は馬券構築力の無さを痛感した。気持ち一つであと3万くらいは上乗せできたという感想。
レースの立役者は、当然ながらオースミハルカ@川島。見事な騎乗。逃げ馬の理想的なラップと言って良く、7ハロン目で歩いて引き付け、後半4ハロン勝負。完璧な騎乗だが、勝ち馬が強過ぎた。
1着スイープトウショウ。道中は内で脚を溜めたため、最後の直線で外に出すのに少々もたついたが、外に出してからは1頭だけ違う脚色で差し切り勝ち。強い。さすが、牡牝古馬のトップに立つだけの馬ではある。来週はもっと楽に勝てるよ、池添君。来週もよろしゅうに。
2着オースミハルカ。前述の通り。完璧な騎乗で2着。
3着アドマイヤグルーヴ。エアメサイアなんかに負けるわけがない。ただ、能力は少々落ちているっぽい。今年で引退した方がいいかな。スティルインラブも引退したし。
4着ヤマニンシュクル。こいつが一番怖かった。能書きでは全く触れていなかったが、割って入るならスイープトウショウと互角のレースをしていたこれだと思っていた。テイオーの娘らしく、休み明けでも走るのね。危なかった。来年は勝ち負けでさう。
5着エアメサイア。掲示板にすら載らないと思っていたが、後方で脚を溜めた結果、スイープトウショウに次ぐ上がり33.4秒。これが精一杯でさう。
期待したヤマニンアラバスタは8着。上がりはエアメサイアと同等。ポジションは最後方。大外を回してこの結果。う〜ん。どう評価してよいやら。人気の江田照は信用するなということで。
とりあえず勝ち。
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