<能書き>
まずは過去5年の秋華賞を振り返ろう。
2004年=12.4-11.0-12.1-12.4-12.0-12.0-11.6-11.7-11.6-11.6=1.58.4
2003年=12.5-11.0-11.9-12.2-12.2-12.1-11.7-11.6-11.9-12.0=1.59.1
2002年=12.3-10.8-12.0-11.9-12.0-12.3-11.9-11.5-11.6-11.8=1.58.1
2001年=12.1-10.5-12.2-11.8-11.8-12.0-12.2-12.3-12.0-11.6=1.58.5
2000年=12.4-11.2-12.4-12.4-12.4-13.1-12.1-11.5-11.2-11.2=1.59.9
低レベルだった2000年はお話にならないので除外。それ以外は見事なハイラップのレース。1ハロンを除けば、ハロンラップは遅くても12.4秒。スピードは当然ながら、底力を問われるレースであることを物語っている。中途半端な馬では勝てない。GTはこうでなければ。
春のGTを振り返ろう。
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桜花賞=12.2-10.4-11.2-12.3-11.9-12.0-11.5-12.0
世に言う桜花賞ペースである。これを3番手からの競馬で力でねじ伏せたラインクラフトは強いの一言。シーザリオが居ないここでは威張っていい。底力があることは誰の目にも明らか。3着デアリングハートも底力を証明しているが、ラインクラフトには及ばない。4着エアメサイアはこの時点では未完成であり、センスだけで4着。競馬もちぐはぐだった。
NHKマイルC=12.5-11.0-12.0-11.9-12.0-11.3-11.3-11.6
ビッグプラネット@蛯名のクソ騎乗のために凡戦となった。桜花賞よりも相当ペースは緩く、ハイペースの桜花賞を先行して優勝&3着したラインクラフト&デアリングハートが余裕のワンツー。上がり3ハロンのラップはお見事。ラインクラフトは2000mでも無問題であることを証明している。
オークス=12.6-11.3-13.2-13.1-12.9-13.4-13.1-12.6-12.2-11.5-10.9-12.0
スローペースで参考外。秋華賞には全く繋がらない。
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続いて夏以降のレース。
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クイーンS=12.6-11.4-12.0-11.5-11.7-11.7-12.0-11.8-12.0
これは厳しい。中盤に11秒台のラップが並ぶとは。この流れを3番手から4着に粘ったデアリングハートはお見事。上位3頭は、レクレドール、ヘヴンリーロマンス、チアフルスマイルという強いお姉様たち。5着エルノヴァを抑えているのは立派。
紫苑S=12.9-12.7-12.6-12.4-12.4-12.0-11.6-11.1-11.4
凡戦。評価する価値なし。コスモマーベラスが勝つべくして勝ったレース。
ローズS=12.5-11.0-12.7-12.6-12.2-12.5-11.9-11.3-11.2-12.2
上位2頭だけのレース。とは言え、このレースが直接的に秋華賞に繋がるラップではないことは冒頭の秋華賞ラップより明らか。ちなみに3着ライラプス。ここで惨敗して人気の下がった本番で穴を空けるパターンを想定してたのに余計なことを。
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そのライラプスに関しては、オークスの能書きにて下記の通り記述している。
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クイーンC=12.8-11.5-11.8-12.1-12.7-12.3-12.2-12.7
スイートピーS=13.0-11.1-11.6-11.8-12.0-12.1-11.5-11.9-12.0
上記2レースを勝ったライラプス(12)のパワーは相当なもの。底力もそこそこのレベルと言えるが、斬れ味不足。スローが予想されるオークスでは斬れ味が必要で、求められる性質が違う。早めのペースで逃げると面白いが、スイートピーSに味を占めてそんなことはしないと思われる。
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スイートピーSのハイラップを制しているライラプスは秋華賞向きである。
さて印。
◎:Dラインクラフト
○:Gデアリングハート
▲:Iエアメサイア
△:Qライラプス
本命はラインクラフト。スローペースに引っ掛かったラインクラフト。本番はそんなにスローになるわけはないはず。例え2000年のような超スローになっても勝ち負けは必至。
対抗はデアリングハート。クイーンSの負けは美味しい方に出てほしい。正直、距離は長いが、少しでもペースが緩めば2着は堅いか。ラインクラフトには99%勝てない。エアメサイアには先着するはず。エアメサイアの騎手が武豊でなければ大勝負できるのになぁ。
3番手にエアメサイア。お母ちゃんのエアデジャヴーは豊と哲三の好プレイがあって3着。ローズSは見事な瞬発力で制したが、同じような流れになるとは思えない。オークス、ローズSと甘い競馬をしているのが裏目に出る予感。
抑えにライラプス。お母ちゃんのフサイチエアデールは5着か。嫌なデータだな。上記の通り、底力はここでは上位。ハイペースになればエアメサイア以上の結果は残せるかも。逆にスローペースならお話にならない。
<買い目>
<寿:200,000円コース>
<松:100,000円コース>
<竹:50,000円コース>
<梅:10,000円コース>
2強なら仕方ないか。当然、”寿”希望!
[ 馬連 ] D−G 3,600円
[ 馬連 ] D−Q 300円
[ 3連複 ] DGI 2,000円
[ 3連複 ] DGQ 300円
[ 3連単 ] D→G→I 1,000円
[ 3連単 ] D→G→Q 600円
[ 3連単 ] D→Q→G 200円
<結果>
晴・良 |
着 |
印 |
馬名 |
性年 |
斤量 |
騎手 |
着差 |
人気 |
父 |
1 |
▲ |
Dエアメサイア |
牝3 |
55 |
武豊 |
1.59.2 |
2 |
サンデーサイレンス |
2 |
◎ |
Dラインクラフト |
牝3 |
55 |
福永 |
クビ |
1 |
エンドスウィープ |
3 |
・・ |
Jニシノナースコール |
牝3 |
55 |
横山典 |
3 |
5 |
ブライアンズタイム |
4 |
・・ |
Eオリエントチャーム |
牝3 |
55 |
赤木 |
1-1/2 |
11 |
サンデーサイレンス |
5 |
△ |
Qライラプス |
牝3 |
55 |
松永 |
クビ |
7 |
フレンチデピュティ |
ラップ:12.4-11.0-12.2-12.2-12.3-12.3-11.8-11.6-11.3-12.1 |
馬連 180円 馬単 400円 3連複 1,110円 |
はずれ。
遅い。桜花賞でハイペースを演じたモンローブロンドにはガンガンに行ってほしかった。
1着エアメサイア。嗚呼、また武豊だよ。ゴール寸前できっちり交わす天才騎乗。参った。
2着ラインクラフト。抜け出すのは早過ぎたとは思わない。むしろ引っ掛かった時にそのまま行かせても良かったのかな。エアメサイアの鞍上が武豊でなければ勝てたでさう。
3着ニシノナースコール。1000万を勝って穴人気していたが、用無しだと思っていた。この程度でも3着に入れるレベルの世代ということね。最近流行の”二極化”の世代だ。ノリのイン付きはお見事。
5着にひっそりと期待したライラプス。ペースが合わなかった。残念。お母ちゃんと同じ5着とは。
対抗に推したデアリングハートは12着。このペースなら逃げてもいいくらいなのに。先週の後藤と今週の後藤はまるっきり違う人物だ。先週述べたように、GTだからと気負うことなく乗ればいいのに。それ以前に馬自身、距離が長かったことは否めない。いくらなんでも12着は負け過ぎだ。マイナス体重も影響しているのかな?ベストは1400mくらいかな。
結局、”梅”すらなかった・・・。5連敗。
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