Miki Imai Shmphonic Concert 2004
with Tokyo City Philharmonic Orchestra

"My Sound Tracks"
(2004614,151900)

東京国際フォーラム・ホールA

 

指揮鈴木織衛

演奏東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団

ゲストミュージシャン浜口茂外也(パーカッション)

音楽監督・ピアノ藤原いくろう



第一部

1.恋の唄
2.未来は何処?
3.Goodbye Yesterday
4.Blue Moon Blue
5.半袖
6.夢
7.かげろう
8.潮騒

第二部

1.眠れる森の美女 〜第1幕より ワルツ〜
2.映画音楽メドレー
(「アメリカ」「Tonight」「星に願いを」
「グッドモーニング」「踊り明かそう」
「スマイル」「虹の彼方に」)

3.9月半島
4.瞳がほほえむから
5.PIECE OF MY WISH
6.PRIDE

アンコール

1.海辺にて
2.野性の風2004

 



****感想&レポート*****

6月の梅雨の中休みの清々しく晴れ渡ったお天気の2日間でした。
シンフォニックコンサート・・・そう聴いた時ここまで素敵なコンサートになるとは思っていませんでした。
本当に夢の中にいるような2日間でした。

オーケストラの方が次々と演奏の準備に入り、ピアノの藤原いくろうさんが登場、(藤原いくろうさんは今までも数々のシンフォニックコンサートを手がけた人でもあります。)そして指揮の鈴木織衛さんが登場、最後に美樹さんがステージ右側からの登場です。

この日の衣装は、まず一部は身体にフィットしたノースリーブの黒のロングドレスに白い羽根が沢山付いた黒い羽根のロングショールを巻いて登場。サンダルはゴールド。髪型はピタッとアップした夜会巻きという髪型だそうです。
二部の方は、マーメイドラインのこちらも身体にフィットした色はピンクから赤茶までの色を混ぜたような何とも言えない色で素材が高級感のある「Club Hemingway」の頃のポスターの美樹さんが着られていたドレスのような光る素材のノースリーブのロングドレスでした。どちらもゴージャスでホントに素敵でした〜

美樹さんは登場されて中央よりステージ右寄りで、まず「恋の唄」を初めはアカペラでそれからオーケストラの演奏へと変化していく構成でした。1曲唄われて中央の定位置につきます。本当にこの日の美樹さんは今までのLIVEの美樹さんとはちょっと別人のような大人の女性そのもので歩き方や背筋がピンと伸びたところまで溜息が出る程素敵です。

選曲された曲が進み「Goodbye Yesterday」が終わったところでロングショールを外され、近くにあったテーブルの脇にかけられました。美樹さんの白い背中が眩しかったです。

1曲1曲始める前に指揮の鈴木織衛さんと確認しながらの光景がいつも鈴木織衛さんの笑顔に見守られているようでとっても微笑ましい感じでした。オーケストラの演奏は出だしの印象が違うのでこれは何の曲だっけ?と思うことも多くそれはそれでまた楽しめました。

私が感動する曲はあまりLIVEで聴いていなかった曲になってしまうのですが、第一部の方で、まずやられたのが「Blue Moon Blue」でした。あの”flow into space”ツアーでこの曲を唄われたあの時の美樹さんをオーバーラップしながら、そして美しいメロディーをオーケストラの演奏で生で聴ける幸せ感。最後のフレーズの♪抱いて 抱きしめて 夜明けま〜〜で〜〜♪のところの美樹さんの伸びやかかな歌声とオーケストラの壮大な演奏で涙が溢れそうになりました。心の中で「美樹さん!」と叫んでいました。(笑)

「半袖」が唄い終わりオーケストラの皆さんの紹介がありました。

「夢」「かげろう」も久しぶりの披露となりました。「かげろう」はこれからの夏の季節にピッタリでせつなさ一杯でした。今日の美樹さんは最高に声が透き通って伸びやかで素晴らしいと改めて実感しました。

「潮騒」で第一部は終わり15分間の休憩がありました。実は第一部に入る前からプログラムで曲目を見てしまっていたのですが、もうキャーと悲鳴を上げる程嬉しい選曲が第二部にあったので休憩中もずっと興奮していました。

そして第二部です。初めの曲の「眠れる森の美女」はオーケストラのみでの演奏でした。そして前に書きました光るマーメイドの衣装で美樹さんがステージ左側から登場です。ゴージャスなジャズシンガーのようです。
そして「映画音楽メドレー」全編英語でミュージカルをみているようでした。(あまり見ませんが(^^ゞ)このときの美樹さんが本当に生き生きしていて楽しそうな表情をされていました。サブタイトルに”My Sound Tracks”とあるようにオーケストラとのLIVEで大好きな映画音楽を唄いたかったと言われていました。

そして懐かしい曲ですと言われて、待ってました「9月半島」です。ヒャ〜この曲はLIVEで聴くのは私は初めてでした。この曲は何と『Bewith』ツアー以来唄われていなかったのです。もうそれだけで涙するより美樹さんと一緒に唄っていたかったです。初回のレコードの「Bewith」ではLASTの曲になっていた曲、美樹さんは何となく最後のフレーズの♪あ〜ぁ 傷つけあうよりも〜〜  今 一人をえらんだの〜〜♪というところの詩を一語一語かみ締めるように唄われているような気がしました。

そしてこちらも懐かしい「瞳がほほえむから」。
そして今、美樹さんが大切にしている、これからも大切されるであろう2曲「PIECE OF MY WISH」「PRIDE」優しい表情の美樹さん。大きな拍手は鳴り止まず、そしてアンコール・・・

アンコールの曲はもちろんプログラムには書いてありませんでした。アンコールに選ばれた2曲「海辺にて」と「野性の風」は本当にオーケストラバージョンがピッタリの曲でした。♪ありがとう 変わらぬ優しさ かけがいないあなたがそばにいる 愛はただ懸命に愛すること〜〜♪素晴らしいオーケストラの演奏で、自然と涙が頬を伝いました。
最後に今だから唄いたいと思った曲と言われ、もう18年も前の曲になってしまった「野性の風」。『IvoryV』では本当に素晴らしいオーケストラバージョンを聴かせて頂けました。それと同じバージョンでした。やはりこの曲はもうイントロからもう涙ものでした。今唄われている美樹さんはそこにいるのだけれどやはりあの当時の美樹さんがオーバーラップしていました。あの透明感のある歌声・・・この声が今井美樹さんの声?と疑ったあの頃・・・

唄が終わると会場一体がスタンディングオーベーション!ずっと拍手を送っていました。美樹さんも「ありがとう・・・」と何回も答えていらっしゃいました。
ここまで素晴らしいとは想像していなかったステージ、二夜を本当にありがとうございました。・・・きっとまたこのようなシンフォニックコンサートが行われるであろうことを信じています。

余談ですが、1日目はアンコールの後に美樹さんの愛娘の”愛紗”ちゃんの披露がありました〜舞台中央に美樹さんが抱っこされて来られました。一際歓声と拍手が大きくなりました。そして愛紗ちゃん!とっても可愛かったです。思わず「愛紗ちゃん〜〜♪」と叫んでしまいました。
2日目は、TVの収録もあり1日目とはちょっと違った趣向で指揮の鈴木織衛さんを初めとするオーケストラの皆さんから美樹さんへお花が渡されたりでとても微笑ましい光景でした、そしてラスト日ということでファンの方のスタンディングオーベーションもより素晴らしかったです。

2日目の模様は8/7(土)BSフジにてオンエアー予定です。

*このレポートを書くにあたってLIVEを観た美樹さんファンの方から教えて頂いたり、プログラム等を参考にさせて頂きました。どうも有難うございました。
そして最後まで読んで下さって有難うございました。