ホークブリザード(HORK BLIZARD)

「DQ5」に登場する魔界の猛禽。
見た目は鷹と孔雀の混交のようでもあり、薄いブルーの羽毛に包まれたその姿は美しいが、
流石に魔界の生き物とあって、なかなか侮りがたい能力を持っている。
極寒の地に広大な縄張りを構えて棲息し、縄張りに踏み込んだ生き物を捕殺して獲物としている。
その捕食活動の補助に、彼らは鋭い爪と嘴だけではなく、
魔物ならではの特殊な能力…魔法、コールドブレスなど…を発達させてきた。
鳥類系の魔物なので知能も高く、一部の魔物使い達によって飼育されている例もある。

今まさに、ホークブリザードが獲物に掴みかからんとする瞬間。
足の指は通常の鳥類(4本が普通)より少なく、3本。
足指が少ないと獲物を捉える時不都合がありそうだが、
岩をも砕く計り知れない握力がそれを補っている。

ホークブリザードのアップ。
鉤型の上嘴と分厚い下嘴、そして額にある瘤状の突起が特徴的。
嘴の無骨さは勿論、捕らえた獲物を瞬時に死に至らしめ、喰い裂く為の適応。
額の瘤は鼻道に繋がっており、中には体内で合成された冷凍ガスが詰まっている。

獲物に襲い掛かる時、それが小さな獲物ならば爪と嘴のみで瞬時に処理するが、
大きな獲物の時は体内で合成された冷凍ガスを口から吹き付け、相手を凍らせてから攻撃する。
それでも相手が死なない時は昇天呪文「ザラキ」を唱えて相手を速やか且つ暴れる暇も与えずに倒そうとする。
口から吐く冷凍ガスは、食べきれなかった獲物を凍らせて貯蔵する時にも使われる。