コモンリスザル
Common Squirrel Monkey (Saimiri sciureus)

哺乳綱霊長目オマキザル科。頭胴長27〜32cm、尾長38〜42cm、体重750〜1100g。カラフルな色彩と愛らしい雰囲気を持った小型のサル。南アメリカの広い範囲の森林地帯に棲息する。群集性が極めて強く、常に40〜100頭前後(最大で200頭)の大群で行動する。樹上生活者で殆ど地上には降りない。樹上での動きは「リスザル」の名からも察せられるように非常に素早く、飛ぶ昆虫を捕らえる為に高くジャンプする事さえある。雑食性で果実、木の実、昆虫やカタツムリ等の無脊椎動物などを食べ、時にはカエルや小鳥の雛、卵を捕る事もある。小鳥のような澄んだ声で鳴く。複数で飼う事を心がけさえすれば飼育も容易で、動物園の人気者のひとつ。ただ少々神経質で寒さに弱い面がある。また、アメリカの宇宙船の飛行実験の際、実験動物として搭乗したのもこのサルである。