「歌姫」〜LA DIVA〜
夜が明け この世界 目覚めの朝 迎える時
風に乗り その歌は響く
遠き昔の悲恋
引き裂かれた恋人
嗚呼 今日も 世界の何処か 悲劇は生まれる

 聞こえるかい? その声が
 悲劇を哀しむその声が
 聞こえたかい? その声が
 今日も 歌姫は哭いてる

 聞こえるかい? その声が
 世界を憂えるその声が
 聞こえたかい? その声が
 今日も 歌姫は涙と共に唄う

歌姫の 魂を 揺さぶるよに 世界は
今日もまた 悲劇を繰り返す
汚(けが)されて行く自然
奪われ行く命
嗚呼 今日も 彼女はきっと きっと哭いている

 聞こえるかい? 世界の
 終末(おわり)を恐れるその声が
 聞こえたかい? その声が
 今日も 歌姫は哭いてる

 聞こえるかい? その声が
 世界を憂えるその声が
 聞こえたかい? その声が
 今日も 歌姫は涙と共に唄う

どうせならば 悲しい歌よりも 喜びに溢れる
貴方の声 聞かせて欲しい

 聞こえるかい? その声が
 彼女の澄んだ歌声が
 聞こえたかい? その声が
 今日も 歌姫は哭いてる

 聞こえるかい? その声が
 世界を憂えるその声が
 聞こえたかい? その声が
 今日も 歌姫は哀しみの歌を唄う
<かいせつ>
あるネットミュージシャン様への献歌です(微笑)
その方、ほのぼのとした歌、楽しい歌、ストーリー性の強い奥行きのある歌など、様々な歌を唄われる方なのですが、中でも哀しみの感情が篭った歌を唄った時の、切なくも美しい声が私の胸に深く深く突き刺さって、感動を与えて止まないのです(微笑)。
その方の唄う、ある悲恋の歌をじっくりと拝聴している内、ふと思いついて一気呵成に書き上げた散文詩。
恋人達に訪れる破局と言う悲劇を皮切りに、世界のあちこちで起こる悲しい出来事を憂い、泣きながら世界の果てで誰かの為に歌を唄い続ける歌姫…と言う背景で考案しました。
(2005年5月 製作)