アクシスジカ Chital (Cervus axis) 哺乳綱偶蹄目シカ科。頭胴長1〜1.8m、肩高70〜100cm、尾長10〜25cm、体重70〜120kg。ネパール南部からインド、スリランカにかけての南アジアの草原地帯（拓けた林が隣接するような場所）に100〜200頭前後の大きな群れで棲息する。栗色がかった赤褐色に白い鹿の子模様が美しい優美なシカで、通常のシカ類だと鹿の子模様が子供の時にしか表れなかったり、おとなに有っても季節的なモノだったりするが、このシカでは年中鹿の子模様が見られる。オスは２基の分岐がある長大なツノ（最大で長さ130cm）を持ち、ツノの剥落の時期は一定していない。草、木の葉、果実などを食べ、樹上性動物（サルや鳥など）が木の上で採食する下に集まり、落ちた木の枝や果実を拾って食べる習性がある。シカとしてはおとなしい性質で、飼育も容易。