君に贈る応援歌(エール)
雨降りの朝 久し振りに届いた
悲しみ色に 縁取られたメール
君を責めて 苦しめるモノに
僕が出来る 何かが思いつかない

責めて今 唄おう エールを込めて
この喉が 舌が 潰れてしまうまで
僕が見たいものは 涙じゃなくて
花火より明るい 君のその笑顔

朝日が昇り 沈み 夜が来る
繰り返される 毎日の中で
君のように 深い悲しみに
包まれ そして 泣いてるヒトがいる

だから今 唄おう エールを込めて
唇が切れて 血が滲むまで
哀しみだらけの 世の中なんて
にわか雨と共に 流れてしまえ

ヒトは何故に ヒトとして生まれ
悩み 苦しみ そして死んでくのか
多くのヒト達が 答え探したけど
これからも答えは 見つからないだろう

だから今 唄おう エールを込めて
この喉が 舌が 潰れてしまうまで
だから今 唄おう エールを込めて
唇が切れて 血が滲むまで

だから今 唄おう エールを込めて…
<かいせつ>
長い付き合いのあったネット友達が、やんごとなき事情でサイトを閉める事になりまして、その時に思った事を散文詩にまとめたものです。
そのネット友達とは、今でも良き朋友であり続けています(と、信じたい)。私と言う全存在を、良き所も悪い所も全てひっくるめて認めてくれる数少ない人物でもあるのですが…。
サイト閉鎖にあたりかなり悩んでいたようですが、私はその際相談に乗ってあげる事も出来ず、改めて自分の無力さを痛感してしまいました(T△T)
せめて今後の生活に幸多き事を願いつつ、こっそりと応援の意味も込めてつづった詩です。
(2004年3月 製作)