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クラハシコウ
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Saddle-billed Stork (Ephippiorhynchus senegalensis)
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鳥綱鸛鷺目コウノトリ科。全長1.3〜1.68m、身長1〜1.2m、翼開長2.5〜2.7mにも達する大型のコウノトリ。「クラハシセイタカコウ」とも呼称する。アフリカ(サハラ砂漠以南)の沼沢地帯に棲息。派手な色彩を呈した縦に分厚い長く大きな嘴(因みに名前の「クラハシ」とは嘴の基部に存在する鞍型の黄色い文様に由来)、白と黒のツートンカラーの羽毛が特徴。雌雄同色だが、オスの虹彩は黒くメスでは金色なので直ぐに見分けがつく。通常、つがいで行動し、浅瀬をゆったりと歩きながら大きな嘴で魚を摘み取ったり、濁り水の中では嘴を振って触れた魚を咥え取ったり、脚で泥を掻き回して驚いて飛び出した魚を捕らえたりする。魚の他、トカゲなどの小動物や他種の鳥の雛なども捕食。巨大な嘴を器用に操り、オタマジャクシのような微細な生き物も軽々と捕まえる事も出来る。また、大きく派手な色彩を呈した嘴は発情期の際、異性に対して視覚的なメッセージの為に役立つものと思われる。ツル類のように大きな翼を広げてディスプレイ行動を取る事もある。低木の枝に小枝を組み合わせて皿型の巣を作り、泥やヨシの茎などを産座に敷いて産卵する。
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