バーバリーシープ
Barbary Sheep (Ammotragus lervia)

哺乳綱偶蹄目ウシ科。頭胴長130〜190cm、肩高90〜105cm、尾長25cm前後、ツノの長さ最大で84cm、体重50〜140kg。アフリカ北部の砂漠地帯に棲息する野生ヒツジの一種。学術的にはヒツジとヤギの中間的生物と位置付けられている。最大の特徴は喉から腹部、肘にかけて生える長い毛で、この為一名を「タテガミヒツジ」とも言う。岩がちな土地に1頭のオスと複数のメスからなる最大20頭までの群れで生活し、日差しの強い日中は岩陰などで休み、夕方から活動して草や潅木の若芽などを食べる。野外では敵に出会うと身動きしないで周囲の景色に自分を溶け込ませて身を守る習性がある。