ヒトコブラクダ
Dromedary Camel (Camelus dromedarius)

哺乳綱偶蹄目ラクダ科。体長2.6〜3m、肩高1.6〜1.9m、尾長50〜70cm、体重450〜530s。北アフリカから西南アジアにかけての砂漠地帯が原産と思われるが、家畜化されて間も無く野生種が絶滅してしまった為詳細は不明。名前の通り、背中にひとつだけ瘤を持つ。フタコブラクダに比べると毛が短く、前後の肢が長め。体の色も黒褐色、濃茶、淡茶、黄褐色、赤褐色、白、ベージュなど多彩。家畜としてアフリカや中近東を中心に飼育される他、オーストラリアの砂漠地帯では飼育下から逃げ出したものが帰化している。食性や身体機能などはフタコブラクダに類似する。因みに、フタコブラクダとの間には雑種の交配が可能で、「テュル」と呼ばれる。