インドサイ
Great Indian Rhinoceros(Rhinoceros unicornis)

哺乳綱奇蹄目サイ科。体長3.6〜4.2m、肩高1.6〜1.8m、尾長60〜75cm、体重1.6〜2.7t。インドのアッサム、ベンガル地方に棲息する。又の名を「ヨロイサイ」若しくは「イッカクサイ」。アフリカのサイ類と異なり、ツノは鼻先に1本(最長で61pの記録があるが、普通は40cm前後)。皮膚に顕著な“襞”があり、鋲でも打ったような細かな隆起が特に肩部と臀部に散在する。発情期以外は普通単独で暮らし、行動圏内で出会えば例え雌雄であっても激しく争う。つがいの形成は発情期の限られた時期だけらしい。住環境として草深い湿地や沼地を好み、普段はカバのように水に浸かりながら過ごす。湿地に生える様々な草、ヨシの茎や葉、低木の枝葉を食べる。オスの下顎には発達した犬歯が生えており、同族同士の戦いや外敵に対する防御に用いる。性質はごつい外見の割には用心深い方。