「ヤマネコの詩(うた)」
口元に覗く 白い牙に
そこはかと無き敵意
鈍色に光る この瞳(め)には
月の涙が見える
深緑(みどり)の森の中を
苦も無く駆ける手足
背筋漲る野生
オイラは孤高の根無し草
ペルシャ シャム アメショ アヴィシニアン
バーニーズ ロシアンブルー…
都会(まち)のオンナ達にゃ用は無い
あばよ…一昨日お出で
オイラのささくれた心に
楔(くさび)を打ち込めるのは
月が流した涙を
見る事の出来るあの娘(こ)だけ
滅びの宿命の道を
歩まされたとしても
誰にも媚びるつもりは無い
オイラは孤高の根無し草
<かいせつ>
…遠まわしな表現を多数使ってみました(微苦笑)
御覧になった皆様が思い思いに深読みして下さると幸い。
多分どれが正解でどれが不正解と言う事はないです。(何のこっちゃ)
(2005年12月 製作)